1. トップ
  2. 亡くなった父の口座→確認すると約10万円が残されていて…その後、発覚した“父の意図”に「胸がいっぱいに」<家族エピソード2選>

亡くなった父の口座→確認すると約10万円が残されていて…その後、発覚した“父の意図”に「胸がいっぱいに」<家族エピソード2選>

  • 2025.12.25
undefined
出典:photoAC(写真はイメージです)

緊張や不安、感情が大きく揺れ動く場面では、思わず予想外の言葉が口をついて出てしまうことがあります。

また、何気ない日常の中に隠れていた家族の想いが、ある出来事をきっかけに静かに浮かび上がることもあります。

今回は、出産という極限状態で生まれた思わず笑ってしまうエピソードと、亡き父が残していた深い愛情に胸が温かくなる、2つの体験談をご紹介します。

1.陣痛で病院へ…看護師の質問に珍回答

まずご紹介するのは、Aさん(仮名、40代女性)のエピソードです。

これは、私の妹が初めて出産をした時の話です。

妹に陣痛が起き、私も一緒に病院に行きました。

病室に案内され、看護師さんから「ご兄弟はいらっしゃいますか?」と質問された妹。

「上に1人、下に1人です」と答えたのですが…。

続けて看護師さんから「性別は?」と尋ねられると、なんと妹は「私ですか?」と返答したのです!

思わず私が「あなたのわけないでしょ」と言うと、看護師さんも笑っていました。妹も気付いて爆笑していました。

2.きっかけは一本の電話

次にご紹介するのは、Bさん(仮名、60代女性)のエピソードです。

この出来事が起きたのは、今から約10年前のことでした。

母から「亡くなった父名義の銀行口座が長期間動いておらず、休眠預金として扱われる可能性がある旨の通知が届いた」という内容の手紙が届いたという電話がありました。

最初、「もしかして詐欺では?」と不安を感じました。亡くなった父が残した口座について家族は誰も知らなかったため、不安になるのも当然のことでした。しかし、気になったので、念のため銀行に確認しに行きました。

銀行で手続きをしたところ、口座には約10万円が残されていました。

さらに通帳には、驚くほど細かく積み立てた記録がありました。それは、亡くなったお父さんが初孫の誕生をきっかけに、年金が支給されるたびに少しずつ積み立てたものでした。

その事実を目の当たりにして言葉を失い、胸がいっぱいになりました。

父は当時、癌や肝硬変といった深刻な病気を患い、闘病生活を続けていました。病状は決して良くなかったものの、初孫が「おじいちゃん、一緒に散歩しよう」と声をかけると、いつも優しい笑顔でゆっくり起き上がり、一緒に出かけていたそうです。

通帳に残された積み立て記録を見て、父がどんな想いで積み立てを続けていたかを想像し、自然と涙が溢れました。それは、病と闘いながらも家族、特に初孫に向けて精一杯の愛情を形として残した証でした。

人生の端々にある忘れられない出来事

今回の2つのエピソードは、緊張や不安、そして日常の中に潜む思いがけない出来事が、心に残る瞬間を生み出すことを教えてくれます。状況が違えば受け取り方も変わるものの、どちらにも人の温かさや人間らしさが垣間見える点は共通しています。

なお、10年以上取引のない預金は「休眠預金」として扱われ、預金保険機構に移管の上、民間の公益活動に活用されます。また、休眠預金となった後でも、金融機関で所定の手続きを行えば引き出すことが可能です。

何気ないやり取りや行動が、誰かの記憶に長く残ることを改めて感じさせられるエピソードでした。


※本記事では読者の皆さんに投稿していただいた体験談を紹介しています。

アンケート実施日:2025年6月13日・2025年3月6日
投稿方法:TRILL 募集フォームより
投稿者:40代女性 60代女性・会社員

※本記事は自社で募集したエピソードの回答結果をもとにAIが本文を作成しておりますが、社内確認の後公開を行っています

参考:金融庁「長い間、お取引のない預金等はありませんか?


【エピソード募集】日常のちょっとした体験、TRILLでシェアしませんか?【2分で完了・匿名OK】