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トレンドに返り咲いたスキニーパンツをどう履く?ショートブーツで“永遠の定番”をアップデート

  • 2025.10.25

スキニーで叶えるエレガンスの再定義

控えめでいて確かな存在感を放つ——この秋、スキニーパンツがトレンドの中心に返り咲いた。長く続いたビッグシルエットの流れを経て、再び注目されるのは、90年代のウィノナ・ライダーが魅せたクラシックな“シガレットライン”。

1990年にキャッチされたロサンゼルス空港でのウィノナ・ライダー Getty Images
Winona Ryder à l'aéroport de Los Angeles en 19901990年にキャッチされたロサンゼルス空港でのウィノナ・ライダー Getty Images

脚のラインを強調するスリムパンツにためらう人もいるけれど、実は“スタイルの救世主”でもある。余計な装飾を排したシルエットは、自然体のままに女性らしさを引き出してくれる。特に小柄な人にとっては、お直しなしで美しく履ける“頼れる一本”としても人気だ。

今季は、ラルフ ローレンRALPH LAUREN)、ルイ・ヴィトンLOUIS VUITTON)、エルメスHERMÈS)といった名だたるメゾンがスキニーパンツを再解釈。トレンドのショートブーツを合わせれば、瞬時に“今”のムードへと更新される。シックでエフォートレス——この秋冬らしさを体現する6つのスタイルをチェック。

1.ミリタリー × カットアウトブーツ

ルイ・ヴィトン、2025-26年秋冬コレクション
Botines de Louis Vuittonルイ・ヴィトン、2025-26年秋冬コレクション

今季のトレンドアイテム、スキニーパンツを、ルイ・ヴィトンはミリタリーグリーンのウォッシュ加工でモダンに刷新。同系色のトレンチを軽やかに重ね、足もとにはポインテッドトゥのカットアウトブーツ。エフォートレスでありながら芯のある、現代的な“サファリガール”ルックが完成する。

2.ハイウエスト × ヒールブーツ

ラルフ ローレン、2025-26年秋冬コレクション
Botines de Ralph Laurenラルフ ローレン、2025-26年秋冬コレクション

ラルフ ローレンは、ブラックのハイウエストパンツをミニマルに提案。フリル襟のブラウスを厚手のクロシェセーターからのぞかせ、ウエストには幅広ベルトをマーク。足もとはアーモンドトゥのレザーブーツで仕上げ、クラシカルで端正なムードに。ラルフ ローレンやディオールDIOR)が描く洗練スタイルをお手本に、今季のスキニールックを楽しみたい。

3.レザー× ボヘミアンなホワイトブーツ

イザベル・マラン、2025-26年秋冬コレクション
Botines de Isabel Marantイザベル・マラン、2025-26年秋冬コレクション

80年代のスーパースターを彷彿とさせる、グラマラスなルックも今季のランウェイに登場。イザベル マランISABEL MARANT)は、ディスコカルチャーに着想を得たレトロシックなスタイルで、スキニーパンツを再解釈した。レザーライクなパンツに、同素材のボンバージャケットセットアップ。足もとは白のショートブーツで軽やかに仕上げれば、ボヘミアンなムードを帯びた華やかなスタイルが完成する。バイカースタイルとは異なる、遊び心とモードが共存するこのルックは、週末のナイトアウトにもぴったり。

4.ミドルライズスキニー × ヴィクトリアンブーツ

アレキサンダー・マックイーン、2025-26年秋冬コレクション
Botines de Alexander McQueenアレキサンダー・マックイーン、2025-26年秋冬コレクション

スキニーパンツにフリルブラウスとヴィクトリアンブーツ。19世紀のムード漂うスタイルを打ち出すのはマックイーンMcQUEEN)。端正で気品のある佇まいにヴィンテージエッセンスを添えたルックは、シーズンスタイルを一新するだけでなく、“ヴァンパイアルック”としてストリートでも注目を集めそう。現代のマックイーンが見せるのは、構築美への静かな回帰。90年代の大胆なローライズではなく、よりエレガントで洗練されたミッドライズへと進化を遂げている。

5.ブラウンレザー × ウエスタンブーツ

エルメス、2025-26年秋冬コレクション
Botines de Hermèsエルメス、2025-26年秋冬コレクション

エルメス(HERMÈS)が今季のランウェイで披露したのは、深みのあるブラウンのレザースキニー。しなやかにフィットする一本に、同素材のクロップドジャケットを組み合わせ、上品な艶を重ねた。足もとは、リブニットのトーンに合わせたウエスタンブーツを差し込み、モノクロームでまとめ上げれば、現代のラグジュアリーを体現する“洗練カウボーイ”ルックが完成する。

6.ベルベットスキニー × ヴィクトリアンブーツ

エンポリオ アルマーニ、2025-26年秋冬コレクション
Botines de Emporio Armani エンポリオ アルマーニ、2025-26年秋冬コレクション

今季、エンポリオ アルマーニEMPORIO ARMANI)が魅せるのは、重厚なベルベットが生む深みのあるスキニーパンツ。同系色のトレンチに鮮やかなブラウス、そしてヴィクトリアンブーツを組み合わせれば、どんなシチュエーションでもエフォートレスかつシームレスに装える。ワンピーススカートに頼ることなく自分らしいエレガンスを貫けることを証明するスタイルだ。

Text: Renata Joffre Adaptation: Mei Fujita、Saori Yoshida

From: VOGUE.MX

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