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美容家・大野真理子さん「秋からは土台と悩み特化ケアで〝戦略的〟肌管理を」

  • 2025.10.16

秋のはじめは肌ダメージが大渋滞。1年を通して計画的な「肌管理」を実践する大野真理子さんに、この時期の戦略的「守り」と「攻め」の美容の流儀、そして40代がポジティブに過ごすためのマインドの在り方についても教えていただきました。

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秋は〝守り〟と〝攻め〟のスキンケアを

大野真理子さん
アパレル、美容の会社を経営する傍ら、SNSで自称〝皮膚の変態〟として発信する美容情報が人気。STORY世代ならではのリアルな美肌メソッドが支持を集める。今最も注目を集める美容家の1人。

春夏の基本は 紫外線対策。寒くなるこれからの時期は徹底的な〝保湿ケア〟を

この数年、厳しく長い夏がデフォルトになりました。10月もまだ暑く、そして急に寒さを感じるようになるのかなと予想しています。

どんな環境下であってもスキンケアって結局は「肌観察」に尽きると思うんですが、春夏は紫外線対策、秋冬は保湿、これは二大ベーシックとして変わることはありません。

それを前提に、夏ダメージを感じている10月からのスキンケアは〝守り〟と〝攻め〟、この2段構えで行っていくことを意識してください。つまり、まずは肌のバリア機能を整え、土台をしっかりさせること、その後、肌悩みに特化したケアをプラスしていくということです。

アイテム選びがキーになりますが、〝守り〟は、潤いを肌に蓄えられるものを、〝攻め〟は、肌が整った状態からプラスαした先を目指すケアになるので、今、自分が求めているのはシミケアなのか、ハリ弾力なのかを理解して、どんな成分やコンセプトの商品なら対策できるのか見極めて選びたいですね。

40代は30代までとは違って、肌の奥の真皮にまで届いているダメージを実感しやすい。だからサプリなどのインナーケアで再生力をブーストすることも必須。戦略的な内外ケアで夏枯れから肌を立て直していきましょう。

大人になるほど自分自身に向き合う時間がない! 美容は私にとってそれができる唯一のツールです

美容は清潔さや美しさを保つために欠かせないもの。さらに、私にとって美容をする時間は自分と向き合うための大切なひと時でもあります。基本的には、家族など誰かのために時間を使う「他人軸」な生活。だからスキンケアをしながら思考をゆっくり整理するのは、唯一「自分軸」で過ごせる時間です。その時間が自分自身への理解にも繫がっているし、結果としてSNSのキラキラなどを羨ましく思ったり惑わされたりしなくなったようにも思います。

あと、最近、仕事を通して感じるのは素敵な先輩方に共通する「ギャルマインド」を私もずっと持っていたいということ。大先輩でも2歳差位の友達のように「最近、何流行ってるの?」って(笑)。私も若い方とご一緒する時がありますが、もう学びしかなくて本当に刺激的で楽しい。

「自分軸」と「ギャルマインド」、40代がポジティブに過ごすための鍵かもしれない。2つを心に携えて、仕事に美容に邁進していきたいですね。

キャミソール¥23,100パンツ¥26,400(ともにカデュネ/カデュネ プレスルーム)ピアス(チェーン)¥32,890バングル¥85,800リング¥316,800(すべてビジュードエム/ビジュードエム六本木ヒルズ店)その他(スタイリスト私物)

撮影/菊地泰久(vale.)ヘア・メーク/神戸春美スタイリスト/土田麻美 取材/田路暢子 ※情報は2025年11月号別冊付録掲載時のものです。

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