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50代の憧れミューズ・冨永彩心さんのおしゃれワザを大公開!

  • 2025.10.13

〝おしゃれ迷子〟脱出への近道は「思い込み」を捨てること

ブランディングスタイリストとして、多くの女性をおしゃれに変身させ、〝あやみん先生〟と親しまれる冨永さん。

自身もおしゃれによって救われた経験があるそう。
「50歳前後は介護や夫の失踪などが重なり、自分のことは構っていられない状態。離婚を機に、好きな服を着ることが、生きるのを楽しむことにつながると気づいてこの仕事を始めました」。

そんな冨永さんが大切にしているのは、〝年相応〟ではなく〝時代相応〟。

「好きなものが同じだからずっと同じファッション……というのは無理があります。年相応になる必要はありませんが、〝若いころから変わらずこれが似合う〟という思い込みは捨てるのが大切」

また、冨永さんのもうひとつのこだわりはサイズ選び。

「ふだんのサイズと、その前後も試着してほしい。ユニクロやGUはサイズが豊富です。大きめは今風だし、アイテムにより似合うサイズは違います。自分を知ることがおしゃれの第一歩です」

大人の白シャツはデザインと着こなしで華やかに

仕事柄白シャツをよく着る冨永さん。「プレーンなものだと制服っぽくなってしまうので、デザインに特徴があるものを。
ボタンをいくつか開けて少し肌見せすることで、こなれ感が出ます」

シャツ、デニム/ともにカレンソロジー、パンプス/ウィムガゼット、バッグ/メゾン マルジェラ、イヤリング/ネコアフロ、バングル/トゥデイズスペシャル、メガネ/ファースアファース(グランパグラス)

衿裏と袖口に刺しゅうがあり、衿を立てて着たときのワンポイントになるのがおしゃれ。ハリのある素材で決まりやすい。

めがねがトレードマークの冨永さん。
「存在感のあるめがねをかけると、それだけで今っぽい雰囲気になるのでおすすめ」

トレンドは、「小物」か「色」で取り入れる

「似合うシルエットがだいだい決まってくるのが50代。
トレンドは色か小物なら取り入れやすいですね」。
ボルドーは大人でも取り入れやすいトレンドカラー。流行のネクタイを少しアレンジし、古着のデニムジャケットに合わせました。

シャツ/ユニクロ、パンツ/無印良品、デニムジャケット/リサイクルショップで購入、バッグ/メゾン マルジェラ、シューズ/ロエベ

シャネルの包装用リボンに付属していたチャームを合わせたネクタイ風コーデ。
センスとアイデアに脱帽!

大ぶりイヤリングで華やぎ度アップ

「私は顔がやせてくるタイプなので、大ぶりのイヤリングで華やかさを足しています。ちなみに丸顔の人は、小さいものが合うと思います」。
左上のラタンはアデルビジュー、右上、左下はネコアフロ、右下はヴィンテージ。

色は3色使うとおしゃれ度がアップする

「色使いは2色でまとめると上品ですが、3色だとおしゃれになると思います」。
パープルのインナーにカーキのハーフコート、ブラウンのパンツの3色コーデは、トーンが近いのでまとまりあるコーデに。

コート、パンツ/ともにユニクロ、タートルネック/アダム エ ロペ、 バッグ/メゾン マルジェラ、シューズ/アメリ ヴィンテージ

白や黒は「差し色」と考える

「黒と白はメインではなく、ほかの色に合わせる差し色として使えるようになると、おしゃれ度がアップ」。
黒のジャケット、白のスニーカーを合わせることで、赤のセットアップの鮮やかさがぐんと引き立ちます。

赤のセットアップ/クラネ、インに着たメッシュトップス/アンスクリア、ジャケット/ユニクロ、スニーカー/メゾン マルジェラ

シンプルアイテムこそ 小物でガラッと印象チェンジ

ユニクロのスウェットとデニムパンツのベーシックなコーデ。
サイズ感もばっちりだけれど、小物づかいでさらにイメージチェンジ。
ネックレスを重ねづけしたり、大判ストールを輪にして首にかけるだけでがらりと変わります。

スウェットトップス、デニムパンツ/ともにユニクロ、シューズ/ロエベ

シンプルな装いに華やぎをプラスする小物

アクセサリーはつけ外ししやすいものが◎。
T字のバーを通すタイプや、長さが調整自在のラリエットが使いやすい。

ストールやスカーフはサイズ違いがあれば、首や腰にさらっと巻けます。
左の2つはエイネス、右はユニクロ。

撮影/白井裕介 文/田中絵真

大人のおしゃれ手帖2025年10月号より抜粋
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

この記事を書いた人

大人のおしゃれ手帖編集部

大人のおしゃれ手帖編集部

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