「授業中１万円抜き取られた」学級委員に“濡れ衣”を着せたいじめっ子。卒業式で迎えた“悲惨な結末”にスカッ！【しまうま劇場】

本当はグループの代表なんてやりたくなかったのに、周囲に押し付けられてしまった…そんな経験のある方も少なくないのではないでしょうか？「気づいたらPTA役員になっていた」「サークルの代表になんてなりたくなかったのに」そんな話をよく耳にします。

日常に隠れた学びや未来へのヒントを学べるショートドラマを配信する「しまうま劇場」の『私が学級委員長に？』は、そんな「押し付けられた代表」をテーマとしたドラマです。

【私が学級委員長に？】学級委員長は損？お得？#ショートドラマ

いじめっ子のせいで学級委員長に選ばれてしまい…

ある昼休み、愛莉が食事を始めようとするといじめっ子がやってきてお弁当箱を床に落としてしまいました。

「ちょっと何すんのよ！」

そう叫ぶ愛莉に、いじめっ子はニヤニヤ笑うだけ。

そして、「学級委員長なんだったら、宿題も見ていいよね？」と、愛莉のノートを勝手に見始めます。

“学級委員長”、彼女は愛莉のことをそう呼びますが、実は仕組んだのはこのいじめっ子。

取り巻きたちと結託して、愛莉のことを陥れたのはこの少女だったのです。

愛莉は学級委員長なんてやりたくなかったのに…。

愛莉の抗議にも、いじめっ子はどこ吹く風。

「運動会の出し物と学園祭の劇の準備、せいぜい頑張ってね」

彼女は愛莉に意地悪く言うと、取り巻きたちと出ていってしまいました。

その頃、愛莉の母親も…

ところ変わって、ある家庭のリビング。

険しい顔をした女性が、「PTA会長、お願いね」と役目をお願いしています。

PTA会長をお願いされていたのは愛莉の母親。

愛莉の家は共働きで、母親も仕事をしています。おまけに、母親は持病を抱えているのです。PTA会長なんてとても無理！

しかし、相手の女性は意に介しません。

「自分だけ特別扱いされようと思ってる？嫌なら会議の日、休まなきゃ良かったじゃない！」

そう厳しい言葉を投げつけてきました。

その言葉に反論できず、結局愛莉の母親はPTA会長を引き受けることに。

愛莉の母親は会議をサボったわけではなく、通院で行けなかっただけなのですが…。

クラスメイトにイジメられる愛莉

愛莉がロッカーで荷物をまとめていると、またあの意地悪なクラスメイトがやって来ます。

彼女は、「体育の授業中、鞄から1万円抜き取られた」と訴えました。

そして、「大事にしていいの？責められるのは、学級委員長のあんただよ？」と愛莉にそれとなくお金をねだります。

脅されて強く出られなくなった愛莉は、結局クラスメイトに1万円とられてしまいました。

泣き崩れる愛莉に母は…

無理やり学級委員長にさせられ、お弁当は床に落とされ、おまけに1万円とられた愛莉。

なんとか1日を終え、ぐったりしながら家に帰りました。

すると、玄関で母親が愛莉を優しく出迎えてくれました。

「学校で何か嫌なことでもあった？」

穏やかにそう尋ねる母親に、愛莉は「学級委員長を押し付けられちゃって…」とこぼします。

すると、母親から「お母さんもPTAの会長に選ばれてね」という驚きの言葉が。

「病気なのに無理でしょ！」

驚いて叫ぶ愛莉。そして思わず、言ってしまうのでした。

「お母さんがそんな弱いから私もいじめられるんだよ！」

しかし、母親は泣き崩れる愛莉に、静かに言うのでした。

「一緒に頑張ってみない？」

何かを決意したように…。

そして卒業式！学級委員長を立派にやり遂げた愛莉は…

時は過ぎ卒業式。

胸に卒業生の証をつけた愛莉は、クラスメートたちから色紙をもらい嬉しそうな顔をしています。

「大変だったけど、いい経験になったよ」と、愛莉は笑いました。

そう、愛莉はあの後、学級委員長を立派にやり遂げたのです。

学級委員長をしっかり務めたおかげで希望の大学への推薦も無事ゲット！

辛い経験は無駄ではなかったのです。

そして、愛莉はくるりと振り返り、ふてくされた顔をしているかつてのいじめっ子を見つめました。

「浪人、頑張ってね」

愛莉に学級委員長を押し付け、陰湿なイジメをしていた彼女は大学入試に失敗。春からは浪人生になるようです。

愛莉の逆転勝利に「気持ちいい」「スカッとした」

YouTubeショートのコメント欄には、愛莉の逆転勝利に対し「気持ちいい」「スカッとした」「最高！」などの声が多数寄せられていました。

いじめっ子に陥れられて学級委員長になってしまったものの、母親の励ましもあり頑張って自分の務めを果たした愛莉は本当に立派ですね。きっと母親もPTA会長として大活躍したのでしょう。

もちろん、イジメは許されることではありません。しかし、理由はどうであれ任された役割をやり切ることで得られるものもあるのかもしれない…『私が学級委員長に？』は、そう思わせてくれる素晴らしい作品でした。

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紹介作品

• しまうま劇場Vol.143「私が学級委員長に？」

コンテンツ提供協力

• しまうま劇場（YouTube）

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