1. トップ
  2. 小学生でも分かる問題に挑戦!「3015−298」→暗算できる?

小学生でも分かる問題に挑戦!「3015−298」→暗算できる?

  • 2025.10.13
undefined

大人になると、普段の生活で電卓を使って計算をすることが多くなります。

その結果、自分の頭で暗算をする機会が少なくなっているかもしれません。

しかし、ちょっとした工夫を身につけるだけで、暗算でもスムーズに計算ができるようになります。

今回は「引き算を工夫して計算する方法」を紹介します。

問題

次の計算をしなさい。
3015−298

「四桁−三桁」の引き算です。

繰り下がりがあると混乱しやすいですが、式の見方を少し変えるだけで、簡単に暗算できるようになります。

解説

今回の問題の答えは「2717」です。

では、どのように計算をすればよいのかを順に確認していきましょう。

この問題では、引かれる数(3015)と引く数(298)を、それぞれ分解して考えます。

3015−298
=(3000+15)−(300−2)

次に、カッコを外して、計算をしやすいように順序を入れ替えます

3000−300+15−(−2)

「−(−2)」は「+2」となりますので、次のように計算できます。

=3000−300+15+2
=2700+17
=2717

したがって、答えは「2717」となります。

ポイントは、数を分解して「キリのいい数」で計算することです。

直接「3015−298」を行うと、十の位や一の位で繰り下がりが必要になりますが、このように数を分けると、繰り下がりの操作をせずにスムーズに計算できます。

まとめ

今回のような引き算では、数を分解して「計算しやすい形」にするのがポイントです。

繰り下がりを避けて計算できるようになると、暗算のスピードがぐんと上がります。

ぜひ、ほかの問題でも同じ考え方を使って練習してみましょう。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」


もう一問挑戦!

工夫して5秒で計算できる?「1111−999」→暗算できる?
工夫して5秒で計算できる?「1111−999」→暗算できる?