キリアン・マーフィー、ドラマ版『ハリー・ポッター』ヴォルデモート役の噂を否定

キリアン・マーフィーが、ドラマ版『ハリー・ポッター』でヴォルデモートを演じるのではないかという噂を否定した。ポッドキャスト『Happy Sad Confused』に出演したキリアンは、ヴォルデモート役にと望む声があることは、自分の子どもたちから聞かされていると認めたうえで、「この件について僕は何も知りません」と話し、オファーを受けていないことを明らかにした。

ホストのジョシュ・ホロウィッツに「レイフ・ファインズの演技に続くのは、何であれ本当に大変なんです」と話し、「彼はまさに演技のレジェンドですから、誰であれ、彼の後を継ぐ人の幸運を祈ります」とコメント。そして、ヴォルデモートが特徴的な鼻を持つことに触れ、自分の鼻には「とても愛着があるんです」と冗談交じりに続けた。

闇の魔法使いヴォルデモートは、主人公ハリー・ポッターらの前に立ちはだかる巨悪の存在。映画版で演じたレイフ・ファインズは、昨年12月にトーク番組『Watch What Happens Live』で、「キリアンは非常に優れた俳優だ。素晴らしいアイデアだと思う。キリアンの起用に大賛成だ」と語っていた。

すでに撮影がスタートしているドラマ版『ハリー・ポッター』は、J・K・ローリングの原作1巻ごとに1シーズンを費やして全7シーズンを制作し、シーズン1を2026年に公開する予定。主人公ハリー・ポッターとハーマイオニー・グレンジャー、ロン・ウィーズリー役には、3万人の応募の中から、ドミニク・マクラフリンとアラベラ・スタントン、アラステア・スタウトを抜擢。大方のキャスティングが発表されているが、ヴォルデモート役については明らかになっていない。

なおレイフは、2005年に公開されたシリーズ第4弾『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』でヴォルデモート役として初登場し、続く『不死鳥の騎士団』と『死の秘宝 PART1』、『死の秘宝 PART2』に出演。第1弾『ハリー・ポッターと賢者の石』では、ヴォルデモートはイアン・ハート演じるクィレル先生の後頭部に現れる顔として登場し、リチャード・ブレマーが声を担当した。続く『ハリー・ポッターと秘密の部屋』には、回想シーンに10代のヴォルデモートが登場するのみで、クリスチャン・コールソンが演じている。

Text: Tae Terai