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「どんな通知表?」あなたの"隠れたプライド"がわかる心理テスト

  • 2025.12.20
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「プライド」という言葉には、少し近寄りがたいイメージがあるかもしれません。しかし、自分の中に「これだけは譲れない」という誇りを持つことは、自分らしく生きていくための大切な背骨のようなものです。

ただ、そのプライドがどこに向けられているのかは、自分でも意外と気づいていないものです。自分の隠れたプライドの正体を知ることは、自分が何に価値を置いているかを理解することにも繋がります。

この心理テストでは、学生時代の「通知表」というシチュエーションを通して、あなたの深層心理に潜む「隠れたプライド」のありかを探っていきます。

あなたが通知表を受け取るとしたら、どのような内容ですか?直感でお答えください。



1. ほぼ全教科が最高評価。非の打ち所がない

2. 勉強は平均だが、体育や音楽、美術が良い

3. 苦手な1教科だけが極端に悪いが、他はすべて優秀

4. 成績自体は平均だが、先生からのコメントで絶賛されている



1. 「ほぼ全教科が最高評価」を選んだ人の隠れたプライド:完璧であること

これを選んだあなたは、「完璧であること」に強いプライドを持っているタイプかもしれません。あなたは、何事においても中途半端を嫌い、すべての面で高い水準をクリアしていないと気が済まないのではないでしょうか。

あなたは、自分の弱みや欠点を人に見せることを極端に恐れる傾向があるかもしれません。「あの人は何でもできる」という評価こそが、あなたの自尊心を支えているのでしょう。そのため、ミスをしたり、知らないことがあったりすると、必要以上に自分を責めてしまうこともあるようです。

完璧を目指す向上心は素晴らしいですが、常に気を張り詰めていると心が疲弊してしまいます。時には「60点で合格」と自分を許してあげることも大切でしょう。完璧ではない人間らしい部分を見せることで、かえって周囲からの親近感や信頼が得られることもあるはずです。

2. 「体育や音楽、美術が良い」を選んだ人の隠れたプライド:センスや才能があること

これを選んだあなたは、「センスや才能があること」に強いプライドを持っているタイプかもしれません。机上の勉強よりも、感性や身体能力といった「持って生まれた特別な才能」を評価されることに、何よりの喜びを感じるのではないでしょうか。

あなたは「人と同じであること」を好まず、「自分には独自の輝きがある」と信じているようです。マニュアル通りの優秀さよりも、クリエイティブな発想や、他人には真似できない表現力を持っていることに誇りを感じており、そこを認められることで心が満たされるタイプと言えるでしょう。

その個性はあなたの最大の武器ですが、時に「普通のこと」を軽視してしまう傾向があるかもしれません。基礎的な積み重ねの上にこそ、あなたのセンスはより際立ちます。地味な努力も厭わずに続けることで、あなたの才能は誰にも真似できない唯一無二のものへと昇華されるでしょう。

3. 「苦手な1教科以外は優秀」を選んだ人の隠れたプライド:得意分野での勝利

これを選んだあなたは、「得意分野での圧倒的な勝利」に強いプライドを持っているタイプかもしれません。全てを平均的にこなす「優等生」になることには興味がなく、自分の得意なフィールドでは誰にも負けたくないという、鋭い競争心と専門家気質を秘めているのではないでしょうか。

一つの苦手科目(=欠点)があることは、むしろあなたの「一点突破」の集中力を際立たせる愛嬌のように感じているのかもしれません。「これに関しては誰にも負けない」という絶対的な武器を持つことで、自己肯定感を保っているようです。

一点集中型のスタイルは、特定の分野で大きな成果を生みます。ただ、苦手なことから目を背けすぎると、それが将来的に足かせになる可能性もゼロではありません。強みを伸ばしつつ、苦手なことも「平均点」くらいまでは底上げしておくと、あなたの活躍の場はさらに広がるでしょう。

4. 「先生からのコメントで絶賛」を選んだ人の隠れたプライド:人間性やプロセス

これを選んだあなたは、「人間性やプロセス」に強いプライドを持っているタイプかもしれません。目に見える数字や成果(成績)よりも、そこに至るまでの努力や、周囲への気配り、誠実さといった「人としてのあり方」を評価されることに、深い喜びと誇りを感じるのではないでしょうか。

あなたは、「仕事ができる」と言われるよりも「信頼できる」「良い人だ」と言われることを望んでいるようです。結果を出すために手段を選ばないやり方よりも、たとえ不器用でも正しくあろうとする自分の生き方にプライドを持っているタイプと言えるでしょう。

その誠実さは、周囲の人々に安心感を与え、長期的な信頼関係を築く鍵となります。一方で、結果を軽視しすぎると「良い人止まり」になってしまう懸念もあります。あなたの素晴らしい人間性に、確かな「実力」や「成果」が伴えば、まさに鬼に金棒の魅力的な存在になれるでしょう。



ライター: Kazuhide.Y

公認心理師、心理学ライター。心理学を「ちょっと難しい学問」ではなく「毎日の生活に役立つ知識」としてお届けします。あなたの心が少しでも軽くなるような、そんな情報発信を目指しています。