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ハライチも驚愕…「お尻とか触られるんですよ」下積み時代に“ホステス”を経験していた【大御所女優】とは?

  • 2025.9.22
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2022年、「映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝」の公開記念舞台あいさつに登壇したお笑いコンビ・ハライチ(C)SANKEI

舞台やテレビで数々の名演を見せてきた大御所女優でも、若き日は苦労の連続でした。

2025年5月9日放送のフジテレビ『ぽかぽか』(月~金曜前11・50)にゲスト出演したある女優が、元宝塚歌劇団月組トップスターの真琴つばささんとともに登場。お笑いコンビ・ハライチの2人が驚くほどの過酷な下積み時代を明かし、スタジオを沸かせました。

下積み時代は渋谷のホステスもこなした70代大御所女優とは?

さて、ここでクイズです!

18歳から35歳まで、事務所の電話番や地図の書き写し、さらには渋谷のホステスまで、1日に3つものアルバイトを掛け持ちしていたという70代の大御所女優は誰でしょう?

ヒント…

  1. NHK連続テレビ小説『おしん』に出演した経歴がある女優
  2. 舞台・テレビ・映画と幅広く活躍し、現在も劇作家として活躍中

「1日にやってたんですよ。この3つを」

正解は、女優の渡辺えりさんです!

この日、渡辺えりさんは番組で下積み時代のアルバイトについて語りました。番組では“事務所の電話番 時給500円”“地図の書き写し 時給500円”“渋谷のホステス 日給8500円”と紹介され、渡辺さんは「いろいろやりましたね凄く。パン屋さんとかでもやったんですけど、時給300円で」とコメント。さらに「1日にやってたんですよ。この3つを」と明かし、スタジオを驚かせました。

具体的には「朝早く起きて事務所の電話番。工場みたいなのをやってるところの事務の電話番の募集をしていて」と午前中働き、午後は「地図のトレースのアルバイトをしていて」18時まで勤務。

そのあと「7時から渋谷のホステスさんのアルバイトをして。これが終電逃すともうタクシーで帰って来たりとか。とても大変でしたね」と当時を振り返っています。

「役者より大変なんですよ」

家に帰ると戯曲を書き、劇団を立ち上げたあとも「役者より大変なんですよ」と語った渡辺さん。食べていけるようになったのは33歳過ぎだったとし、長年のアルバイト生活が演技や戯曲に生かされていることも明かしました。

ホステス時代には「私とか若いから演劇の話しか知らないんですよ。でもお客さんと合わないから、凄い週刊誌とか2つぐらい読んで、今どこの球団が強いとか、お相撲さんは誰が強いとか暗記して、“そうですよね”って」と世間の知識を身につけ、「だから、ホステスさんのアルバイトはやって、凄く良かった」と目を細めました。

また「嫌なおやじでもずっと座ってなきゃいけないんですよ。それでお尻とか触られるんですよ」と忍耐強さも身についたとし、「“ろく~でなし~”とか歌うんですよ。歌の練習にもなっちゃったりして」と笑いながら語っていました。こうした経験が、のちの作・演出家としてのリアルな描写にもつながっているそうです。

エピソードを知るとより好きになるかも!

大御所女優の渡辺えりさんが、18歳から35歳まで続けたアルバイト生活は、過酷でありながらも渡辺さんの表現力の礎となりました。

事務仕事や地図の書き写し、渋谷のホステスまで経験したことが、演技や戯曲のリアリティーに直結しているといいます。苦労のなかで培った観察力や忍耐力が、今の舞台やテレビでの圧倒的な存在感へとつながっているのでしょう!