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息子「今はソリティアジジイ…」父が“50年前”に制作→“手書きのパンフレット”に「才能ありすぎ」

  • 2025.9.2

いまや文章やデザインの多くは、パソコンやスマートフォンで手軽に作れる時代。とても便利になった一方で、「手描き」で何かを残す機会はずいぶん減ってしまいました。だからこそ、ふと手描きの文字やイラストに触れると、デジタルでは決して再現できない温かみや遊び心を感じられるもの。懐かしさに胸がじんわりしたり、思わず笑顔になったり――手描きならではの魅力がそこにはあります。

ゆっぺ(@yuppev)さんが、「50年前父が手描きした“衝撃的に素敵”な旅行パンフ」についてX (旧Twitter)に投稿し、「毎日が楽しいって感じが絵にも出ていて、素晴らしい」、「天才すぎ」と話題になっています。

いったいどのようなパンフレットだったのでしょうか?

話題の投稿が、こちら!

投稿者さんのお父様が、なんと50年前に友人や彼女との旅行のために手描きしたというパンフレット。それは単なる案内資料ではなく、温かさや愛情がたっぷり詰まった“作品”そのもの。

製図用ペン「ロットリング」を使い、一文字ずつ丁寧に描かれた文字やイラストは、どこか昭和の懐かしい雰囲気をまとい、見ているだけで当時の人々の生き生きとした表情や楽しげな空気が伝わってきます。

レイアウト、イラスト、フォント――どれをとってもプロ顔負けの完成度。しかし驚くことに、お父様は絵やデザインとは無縁の公務員として長年働いてこられたのだそうです。

投稿者さんによると、お父様は「この頃はお母さんにモテたかったから頑張った。今はもうモテなくていいから描けない」とお話しされたそうです。その言葉からは、技術だけではなく、お母様への愛情や青春の熱意がパンフレットの源になっていたことが伝わってきます。

作品を通して感じられるお父様の人柄に、見ているこちらまで胸が温かくなりますね。

令和でも輝く昭和らしさ

こちらの投稿には、さまざまなコメントが寄せられていました。

イラストもおしゃれだけどレタリングのセンスがまばゆいです!
昭和らしい絵ですね。当時はバブルで景気が良く、毎日が楽しいって感じが絵にも出てます。素晴らしい。
え、天才すぎない!!!?
レイアウトとかフォントとかすごい……!才能ありすぎ……
愛情たっぷり感満載ですごく素敵です
凄ーい!みんながどうしたら楽しく喜んで行けるように考えて考えて、作られたんでしょうね!思いがこもっていますよね。
レイアウトが良過ぎる。絵が上手いだけではこうはなれないと思うんだけど、凄いな…
時代が違えばこれを仕事に出来ただろうに!
そしてまだ描き続けてるの凄い。

“昭和らしさ”と“お父様らしさ”が詰まった手描きパンフレットは、多くのユーザーの目にとまり、感動と称賛の声をたくさん集めていました。

これほどの作品を作り上げるには、技術やセンス、そして何よりも熱意ややる気が揃っていなければ、到底成し得なかったでしょう。それは昭和の時代を飛び越え、令和の現代でもなお、多くの人に愛される作品となっています。

現在75歳のお父様は、今では紙に描く手描きではなく、iPadとApple Pencilを駆使して、温かみのある優しいタッチの絵を描き続けているそうです。手描きの温かさはそのままに、常に人々を魅了し続けるお父様の作品からは、変わらぬ創作への愛情と情熱が感じられます。

取材協力:ゆっぺ(@yuppev)さん