電車内で通話とメイクは「非常識！」そう怒鳴る女性の手には“まさかのモノ”が…→その後“予想外の展開”に困惑【しまうま劇場】

電車の中では携帯電話で通話しない、スーパーで使用したカートはきちんと置き場まで戻す…など、明文化されてはいないものの「日常で皆が守っているマナー」はありますよね。しかし、自分の行為を棚に上げて、他人のマナーを指摘する人もいるようで…。

日常に隠れた学びや未来へのヒントを学べるショートドラマを配信する「しまうま劇場」の『巻きずしトレイン』では、「一番迷惑なのは？」という問いかけと共に、そんなマナー問題をユーモラスに描いています。

【巻きずしトレイン】一番迷惑なのは？#ショートドラマ

電車の中で主人公が通話しているシーンから物語は始まります。

電車の中での通話はマナー違反！多くの鉄道会社で「通話はご遠慮ください」と呼びかけが行われている迷惑行為です。

そのため、目の前に座っている女性が「ちょっと、ちょっと！」と主人公に注意。「非常識。電車はいろんな人が使うんだから、周りの人のことを考えなさい！」と叱ります。

女性の注意はもっともなことです。主人公も「すみません」と素直に謝ります。

しかし、主人公を注意する女性の手には食べ物が。しかも、パクリと口に放り込めるお菓子などではなく、器に入ったものを箸でかき混ぜています。

確かに、電車内での飲食は禁止されていませんが…これは迷惑行為ではないのでしょうか？

思うところがありつつも、忙しい主人公はバッグからコンパクトを取り出し、お化粧を始めます。

お化粧も表立って禁止された行為ではありませんが、マナー的にはちょっぴり微妙ですね。

案の定、飛び散るパウダーに目の前の男性が「こら！」と怒ります。「周りの人の迷惑を考えろって、さっき言われたばっかりだろ」そう、男性は主人公に注意します。

こちらももっともな言い分。主人公はまた「すみません」と謝ります。

しかし、その男性はなんと、膝の上に「巻きす」を広げて巻き寿司を作っています。

巻き寿司…！？電車の中で巻き寿司を作るのはいいの…？主人公は当惑してしまいます。

そこへ、会社の上司から電話が。

主人公は、車内で通話してはいけないと知りつつも、思わず電話に出てしまいます。

しかし、怒った顔の女性と男性を見て、すぐ電話をやめました。

スマートフォンを切った主人公は、思わずため息…。

なんだか深刻そうな様子の主人公に、女性が思わず「あんた、大丈夫かい？」と声をかけます。

さっきは主人公に対してあんなに怒っていたのに！主人公をいたわる様子はまるで母親のようです。

隣の男性も「仕事が大変なのか？」と心配そう。2人とも、案外優しい人なのかもしれません。

2人の優しい声掛けに、主人公は思わず自分の悩みを語りだします。

「私だけポンコツで、どんなに頑張ってもミスしちゃって…」「会社に行くのが怖い」そう小さな声で呟く主人公。

泣き出しそうな彼女に、男性は作りかけの巻き寿司を黙って完成させます。そして、女性がその巻き寿司を手に取り、主人公に差し出しました。

「朝ご飯食べてないんだろ？これでも食べて、元気出しな！」

思いがけない優しさに触れ、驚く主人公。

そんな彼女に向かって、男性は、「こんなに可愛い子が、悲しい顔してたら周りに迷惑だからさ！」と笑うのでした。

…と、ここで終わっていれば「いい話」だったのですが…。

お礼を言って電車を降りようとする主人公に、男性と女性が慌てて駆け寄ります。

そして、「代金もらってないよ！」「食い逃げか？」と主人公を恫喝！

主人公は、「こういう心温まるのはタダじゃないの！？」と叫ぶのでした…。

YouTubeショートのコメント欄には、「通話するより食事の方が迷惑」「電車の中で食事する勇気が凄い」などの声が寄せられていました。中には「全員迷惑だと思う」「非常識vs非常識」という意見も。

確かに、電車内での通話も食事もお化粧も、もちろん巻き寿司を作ることも、それを売りつけることも、マナー違反といえばマナー違反！どれも褒められたことではありません。自分の行為を棚に上げて、他人に注意するのも良くないでしょう。

『巻きずしトレイン』は、ユーモラスな展開で「公共でのマナー」について考えるきっかけを与えてくれる素晴らしい作品ですね。

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