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朝ドラ『あんぱん』北村匠海演じる嵩が放った“たった一言”にSNS騒然…「珍しくない?」「なんて重たい朝なんだ…」

  • 2025.9.20
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日本ジュエリーベストドレッサー賞男性部門を受賞した北村匠海 (C)SANKEI

9月16日に放送されたNHK連続テレビ小説『あんぱん』がSNSで大きな話題となっています。

第122話では、いよいよ動き出したミュージカル『怪傑アンパンマン』の制作に関する場面と、嵩や八木の戦友だった岩男の息子がキューリオを訪れるシーンが描かれました。

視聴者の間では、嵩が岩男の息子に向かって放った「とある一言」に注目が集まっているようです。その一言とは、いったいどんな言葉だったのでしょうか…?

ミュージカル『怪傑アンパンマン』いよいよ始動!

『あんぱん』は、大人気キャラクター・アンパンマンの生みの親である絵本作家・やなせたかし(ドラマの中では北村匠海さん演じる柳井嵩)と、その妻・小松暢(ドラマの中では今田美桜さん演じる柳井のぶ)をモデルとした物語。現在は第25週目「怪傑アンパンマン」が放送中です。

9月16日に放送された第122話では、ミュージカル『怪傑アンパンマン』の制作が動き出す場面が描かれました。

仕事で最初の打ち合わせに顔を出せなくなった嵩の代わりに「作品のコンセプト」として『アンパンマン』への熱い思いを演者に向かって語るのぶ。一緒にいた妹のメイコからすかさず「ちょっと、それはもうコンセプトやのうてお姉ちゃんの願望が入っちゅうね」とツッコミが入るものの、制作と音楽を担当するいせたくや(大森元貴さん)は「いいと思います。そういうのが聞きたいです」と優しく笑うのでした。

「…それが戦争なんだよ」嵩の重い一言

<和明(岩男の息子)>
なぜですか?なぜ父は…その少年を庇い続けたんですか?
なぜ父は…!殺されなければならなかったんですか…!?

<嵩>
…それが戦争なんだよ
出典:『あんぱん』第122話より

また、第122話では戦死した田川岩男(濱尾ノリタカさん)の息子・和明(同じく濱尾ノリタカさん)が、嵩と八木信之介(妻夫木聡さん)の元を訪れるシーンも描かれました。

「自分には息子がいるが、息子とどう接していいかわからない。それは父の記憶がないことが原因ではないかと思ったので、父について知りたい。父はなぜ死んだのか」そう真剣な瞳で尋ねる和明に、八木は岩男の最期について語り始めます。

岩男が中国で自分が手を下したゲリラの子どもに殺されたこと、その子どもは死の直前まで岩男に懐いていたこと、岩男を殺した直後、少年も「岩男さんは僕の優しい先生でした」と泣いていたこと、そんな子どもを岩男は死の直前まで庇い続けていたこと、岩男の想いを受けて少年を逃がしたこと…当時の出来事を、八木は包み隠さず和明に語ります。

和明はそのすべてに衝撃を受けます。平和な世の中なら起こり得ない、到底納得いかない出来事。「なぜ父は…!殺されなければならなかったんですか…!?」と呻くように叫んだ和明に、嵩は「…それが戦争なんだよ」と静かに返すのでした。

普段は穏やかで優しい嵩が放った重い一言に対し、視聴者も和明と同じく衝撃を受けた視聴者が多かったようです。SNSには「崇にしては、ストレートな発言。珍しくない?でもそれが嘘・偽りのない真実」「なんて重たい朝なんだ…」「今日は号泣でした」などのコメントが寄せられていました。

「これが、うちの人の気持ちです」和明に『あんぱんまん』を手渡すのぶ

戦争で、「正義」が簡単にひっくり返ることを知っていたからこそ「逆転しない正義」を求めて「ひもじい人を助ける」アンパンマンを生み出した嵩。誰よりも「納得いかない」苦しさを理解している嵩が絞り出すように発した「それが戦争」という言葉には重みがあります。

そのことを、隣で聞いていたのぶもわかっていたのでしょう。肩を落として帰宅する和明に、「これが、うちの人の気持ちです」と『あんぱんまん』の絵本を手渡すのでした。

『あんぱん』は9月26日最終回予定

9月26日に最終回を迎える予定の朝ドラ『あんぱん』。放送も残すところあと数回です。

ミュージカル『怪傑アンパンマン』は成功したのでしょうか?戦争を誰よりも嫌った嵩の生み出したアンパンマンは、どのように人々に受け入れられていくのでしょうか?佳境を迎える『あんぱん』が、最終回まで見逃せませんね!


※記事は執筆時点の情報です