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医師「体からのサインです」 気づきにくい『大腸がん』→気をつけたい3つのポイントとは

  • 2025.9.12
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

「大腸がん」と耳にするとなんだか怖いと感じる人も多いはず。でも、この病気は早期発見がカギであり、命を守るために体がさりげなく送る「サイン」を見逃さないことが大切です。ところが問題なのは、そのサインがとても気づきにくいという点。なんとなくの体調不良や「いつものお腹の不調かも」と見過ごしがちな違和感が、実は大腸がんの初期症状かもしれません。

この記事では、そんな気づきにくい大腸がんの体からのサインに注目し、特に押さえておきたい3つのポイントについてわかりやすく解説します。

大腸がんの怖さと気づきにくさの背景

大腸がんは日本人において男女ともに非常に多いがんのひとつで、特に50歳を過ぎる頃からリスクが高まることが知られています。大腸には結腸と直腸があり、がんはそのどちらにも発生します。多くの場合、初期の段階では目立った症状がありません。そのため「トイレの調子が少し変だな」「お腹がずっと張っている気がする」などの小さな変化を多くの人が見逃しがちです。

さらに、大腸がんの症状は便秘や下痢、腹痛、血便など他の消化器疾患でも起こりやすい症状と似ているため、「ただの風邪かな?」や「ストレスのせいかな?」と誤解されることも多いのです。このため気づくのが遅れ、進行してから発見されるケースもあり、早期発見のためには日頃からの注意と検診の受診が強く推奨されています。

絶対に知っておきたい!体が教える大腸がんの3つのポイント

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

では、体からの目立ちにくいサインを見逃さないために特に押さえておきたい3つのポイントを紹介します。

1、便の変化

便の色や形、回数に変化があるときは大切なサインです。特に、便に鮮やかな血が混じる「血便」や、便が細くなったり、不規則な便通(便秘と下痢を繰り返すなど)が続く場合は注意が必要です。これは腸の中にできた腫瘍が粘膜を傷つけたり、通り道を狭くしている可能性があるためです。

2、お腹の違和感や不快感を感じる

腹部の痛みや張り感、しこりのような硬さを感じることも見逃せません。特に持続的で原因がはっきりしないお腹の痛みや膨満感は、腫瘍や炎症によるものかもしれません。加えて、不意に体重が減ったり、疲れやすさを強く感じる場合も体の中で何かが起きている可能性があるため、医師に相談しましょう。

3、定期的な検診の重要性

自覚症状がなくても、自分の健康状態を知ることが重要です。40歳を過ぎたら特に、大腸がん検診を定期的に受けることが推奨されています。検診では便潜血検査が行われ、多くの場合初期のがんやその他の異変も見つけることができます。便潜血検査で陽性となった場合は、必ず内視鏡クリニックや消化器内科を受診し、大腸の精密検査(内視鏡検査)を受けてください。

大腸がんの約9割は、大腸ポリープが徐々に大きくなり、がん化することで発生するといわれています。そのため、ポリープの段階で切除することが、大腸がんの予防につながります。過去に大腸ポリープを指摘されたことがある方は、定期的な内視鏡検査を受けることが大切です。早期発見ががん治療の成功率を大きく左右するともいわれているため、きちんと受診しましょう。

自分の体を労わる行動が命を守るカギに

大腸がんは決して他人ごとではなく、私たちの身近にある病気です。気づきにくい症状が多いからこそ、日常の体調の変化に敏感になり、小さなサインも見逃さないことが大切です。便の変化、腹部の違和感、そして定期検診。この3つのポイントに注意し、自分の体をしっかり見つめる習慣こそが、命を守る大きな一歩となります。

あなたも今日から、体からのサインを見逃さない意識を持ってみませんか?早めの対応と検診が、将来の安心につながることを忘れないでくださいね。


池袋ふくろう消化器内科・内視鏡クリニック 東京豊島院 院長:柏木 宏幸

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東京女子医科大学消化器内科に入局後、複数の医療機関で胃・大腸内視鏡を中心とした臨床経験を積み、同大学病院助教を経て2023年に現クリニックを開院。胃がん・大腸がんの早期発見と内視鏡検査の普及をミッションに掲げ、健康診断や生活習慣病の治療をはじめ、一般内科および消化器疾患の診療、内視鏡検査と幅広く取り組んでいる。また、クリニックのYouTube(https://www.youtube.com/@HKa-wb4jw)を通じて医療知識や内視鏡検査の重要性をわかりやすく発信し、医療情報の普及活動にも尽力中。

都内トップクラスの内視鏡設備を完備し、土日診療対応、胃・大腸カメラ同日検査、専門医による鎮静下内視鏡、女性医師による検査体制など、患者さんの苦痛を抑えたきめ細かな検査環境を提供。今後も一人でも多くの患者様が安心して内視鏡検査を受けられるよう、質の高い医療サービスを追求し続ける。

池袋ふくろう消化器内科・内視鏡クリニック東京豊島院:https://www.ikebukuro-cl.com