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20年前、日本中を笑顔にした“豪華絢爛なとんちきソング” 国民的大ヒットの衝撃が生んだ“まさかのネクストサンバ”

  • 2025.9.9

「20年前、あのきらびやかなリズムに胸を躍らせたことはある?」

2005年の日本。街のどこかから聞こえてくるのは、ブラスのきらめきと情熱的なリズム、そして軽やかな「オーレ!」の掛け声だった。

舞台俳優として長いキャリアを積んできた人物が、時代の枠を軽々と飛び越えて生み出したその楽曲は、世代やジャンルを超えて広がり、国民的なお祭りソングとして多くの人々を巻き込んでいった。

松平健『マツケンサンバⅢ』(作詞:松平健・作曲:宮川彬良)——2005年9月14日発売

シリーズ3作目にあたる本作は、前年に社会現象ともいえるヒットを記録した『マツケンサンバII』の続編として届けられた。

松平が自ら作詞を手がけ、作曲は前作に続き宮川彬良、そしてダンス振付は真島茂樹というおなじみの布陣。豪華な舞台をそのまま切り取ったような華やかさが、この楽曲には息づいている。

“スパンコール”がつないだ連続の輝き

『マツケンサンバII』の大ヒットを覚えているだろうか。2004年、突如としてお茶の間に躍り込み、バラエティ番組から学校の運動会まで、あらゆる場所で響き渡った。

煌びやかな衣装に謎の棒を持ち、サンバのリズムに合わせて踊る姿は強烈なインパクトを残し、「なっ、なんだこの曲は……!」と驚いた人も多かっただろう。だが、その“とんちきさ”こそが愛される理由となり、日本中を笑顔にした。

その余韻が冷めやらぬ中で登場したのが『マツケンサンバⅢ』だった。続編としての期待を背負いながらも、ただの続編ではなく、さらに華やかさと遊び心を加え、シリーズを“文化”として定着させたのだ。

作詞に込められた“本人の声”

『Ⅲ』の大きな特徴は、松平健本人が作詞を担当したことにある。俳優として数々の舞台やドラマに立ち続けてきた彼が、自らの言葉で歌を紡ぐことで、ステージ上の熱気や観客との一体感を、歌詞の中にしっかりと閉じ込めた。

派手な世界観の裏には、観客を楽しませたいという真摯な思いが流れており、聴く者はその熱意をユーモラスに、そしてあたたかく感じ取ることができる。

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2005年、『マツケンサンバⅢ』を歌う松平健 (C)SANKEI

国民的な“お祭り歌”の系譜

振付を手がけた真島茂樹による華やかなダンスも、忘れがたい要素だ。謎の棒を手に舞う姿は、単なる楽曲という枠を超え、観て、踊って、参加する“総合エンターテインメント”として完成していた。

こうして『マツケンサンバⅡ』で広がった熱狂を、『Ⅲ』はしっかりと受け継ぎ、さらなる高みに押し上げた。

今こそ必要な“とんちきソング”

あれから20年。音楽シーンは大きく変わり、日常のBGMは配信サービスに置き換わった。けれど、『マツケンサンバ』シリーズを思い出すと、時代を超えて必要とされる理由がはっきりと見えてくる。

豪華絢爛でありながら、どこか笑ってしまうユーモア、そして誰もが一緒に踊れる開放感。そうした要素は、今の時代だからこそ求められるものではないだろうか。

『マツケンサンバⅢ』は、華やかさとおかしみ、そして舞台の熱気をそのまま閉じ込めた特別な一曲。耳にすれば、たちまちあの頃の笑顔と熱狂が蘇り、気づけば一緒に“オーレ!”と声をあげたくなる。

――煌めくリズムに身を委ねれば、時代を越えて響く“祝祭のサンバ”。それこそが『マツケンサンバⅢ』の最大の魅力なのだ。


※この記事は執筆時点の情報に基づいています。

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