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張本智和、因縁の相手への快勝劇に「3-0は予想していない」 自国開催のプレッシャー吐露も上位進出へ意欲【WTTチャンピオンズ横浜】

  • 2025.8.9
張本智和(C)WTT
SPREAD : 張本智和(C)WTT

卓球の「WTTチャンピオンズ横浜2025」は9日、神奈川県の横浜BUNTAIで男子シングルスの2回戦が行われ、世界ランキング4位の張本智和(トヨタ自動車)は同15位のアントン・シェルベリ(スウェーデン)と対戦。ゲームカウント3ー0で勝利して準々決勝進出を決めた。

■立ち上がりから見せた安定感

張本智は7日の1回戦で初対戦のフィン・ルー(オーストラリア)をストレートで下して順当に突破。迎えるのは昨夏のパリ五輪の団体戦準決勝第5試合で敗れたシェルベリ。因縁の相手に立ち上がり0-1から7連続ポイントで一気にゲームをものにすると、安定したレシーブを軸に試合を進める。終盤デュースからゲームポイントを奪われたが、最後は返し切り、ストレート勝ちとなった。
張本智は試合後に「お互い特徴が分かっているなかでいい出だしを切れて、リードして自分が支配してできた」と立ち上がりの好スタートを勝因に挙げながら「3-0は予想していないスコア」ともコメント。それでも、「攻めながらミスをせずというプレーができた。安定したプレーだったと思う」と試合を通しての安定性に満足感を示した。
この日は土曜日開催で多くの観客が詰めかけたなか、張本智は自国開催について、「もちろんプレッシャーはあります。知っている人が見に来てくれたりとか、(所属先の)トヨタの方が見に来てくれたりたりとか。プレッシャーにも感じてしまうのは正直なところ」と正直な思い吐露。それでも、「プレッシャーも楽しみながら試合には影響するわけではない。もっと皆さんの前でプレッシャーのあるなかでプレーしたいと思います」と上位進出に意気込んだ。
なお、張本智は準々決勝では世界ランキング9位の向鵬(中国)と同24位のヨナタン・グロート(デンマーク)との対戦で中国勢と対戦の可能性もある。日本大会で過去強さを発揮してきた男子のエースが横浜の地で優勝争いに絡んでいけるか。

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