乳がんが発覚した女性。「ガンになって良かったとは思えないけど」→思わぬ気づきとは？

漫画アニメ大好き人間、宝あり子（ひよっこ一家備忘録）さん。家族の日々の出来事などを主に4コマ形式で、ブログにて発信しています。

身近にある大切なものを、改めて見つめ直すきっかけになるエピソードです。終活を思わせる家の整理、その中で生まれる葛藤と気づきが描かれています。

家の整理で見つけた本当に大事なもの

突然の乳がん告知を受け、「どこに何があるかみんなが分かるようにしておかなきゃ…」という思いから、家や持ち物の整理を始めた宝あり子さん。子どもたちからの「ママー どこー」という声も聞こえてくる中で、これまで大事にしてきたものたちと向き合います。赤ちゃんの頃の服や卒業したアイドルグッズ、思い出のパンフレット――目の前にあるもの一つひとつに手が止まることも少なくありません。でも「残されても子供達困るよね」という視点を持つことで、自然と優先順位が変わっていきました。

持ち物が減っていくごとに、新しい誰かにとっての宝物として引き取られていく喜びや、「もう絶対着ない」とすっきりした気持ちも。手放す決断を繰り返すなか、物への執着も少しずつ薄れ、「もしガンになっていなかったら、こんなふうに整理する時間もなかったよね…」と、自分を見つめ直す機会になったことを静かにかみしめます。

自分にとっての本当に必要なものを選び取る大切さに、しみじみと共感できるエピソードとなっています。

ブログ：宝あり子（ひよっこ一家備忘録）