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【UFC】中村倫也、三日月蹴りからの追撃で“62秒”KO勝ち 堀口恭司も愛弟子の勝利にガッツポーズで咆哮「思いっきり刺さってる……」

  • 2025.8.3
中村倫也(C)Getty Images
SPREAD : 中村倫也(C)Getty Images

格闘技イベント「UFCファイトナイト・ラスベガス108」は2日(日本時間3日)、米国ラスベガスのUFC APEXにて開催。
第6試合では総合格闘家の中村倫也ネイサン・フレッチャー(イングランド)に1ラウンドKO勝ちを飾った。

■堀口らと勝利を分かち合う

UFCバンタム級の一戦。中村はプロ初黒星から半年ぶりの再起戦で完勝を収めた。
セコンドの堀口と笑顔でハグを交わした中村。第1ラウンド、序盤から中村が警戒なフットワークでコントロール。カーフキックでフレッチャーを崩す場面も。強烈なローキックを放ちつつ、積極的にパンチでも攻める。
試合開始1分、中村は屈んだフレッチャーの右脇腹に“三日月蹴り”をグサリと差し込み、後退するフレッチャーを左右のパンチでさらに追撃。フレッチャーは堪らず倒れ込み、中村がパウンドを浴びせてレフェリーストップ。パウンドアウトで1ラウンドKO勝ちを飾った。
この勝利にセコンドの堀口はガッツポーズで咆哮。倒れたフレッチャーは呼吸もままならない様子でしばらくマットに倒れ込んだままだった。
試合後のマイクで中村は「前回はレスリングしか見せなかったので、今回は打撃をがんばった」と笑顔。KOシーンを振り返り、「相手の腹部がガラ空きになったので、足を上げたら当たった」と語った。
実況を務めた元UFCファイターの川尻達也氏は、中村の三日月蹴りのリプレー映像を見て「うわ、思いっきり刺さってる……」と思わず言葉を失うほどの一発だった。
中村は4月からATTに正式所属。堀口らのもとで練習に励み、89%の決定率を誇る27歳グラップラーを蹴りで仕留め劇的な勝利を飾った。MMA戦績は中村が10勝(6KO、一本勝ち1)1敗、フレッチャーが9勝(1KO、一本勝ち7)3敗となった。

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