1. トップ
  2. 「オーナーが貸し出すのをやめることにした」賃貸サイトで“理想的な物件”を見つけるも…“店舗対応”に唖然

「オーナーが貸し出すのをやめることにした」賃貸サイトで“理想的な物件”を見つけるも…“店舗対応”に唖然

  • 2025.8.7
undefined
画像:photoAC ※画像はイメージです

引っ越しは人生の大きな出来事の一つ。特に家族が増えることをきっかけにした住まい探しは、新しい生活への期待と不安が入り混じる特別な体験です。しかし、賃貸業者の中には残念ながら顧客を軽視するような対応をするところも存在します。妊娠中の大切な時期に、そんな不誠実な対応に遭遇してしまったら…。

今回は、30代女性のAさんが2年前に1人目妊娠を機に引っ越しを検討した際、賃貸業者から受けた信じがたい対応について紹介します。

釣り物件から始まった、賃貸業者との悪夢のやりとり

2年前、1人目の妊娠を機に引っ越しを検討することになったんです。賃貸サイトで理想的な物件を見つけて問い合わせをしたところ、「店舗にお越しください」との返答でした。

まずは夫が足を運んでくれたのですが、候補の物件はまだ居住中で内覧ができず、代わりの物件を勧められただけ。「相談してまた店舗に来てください」と言われて帰ってきたんです。内心「なぜまたわざわざ店舗に?」と疑問に思いつつも、今度は私が行くことになりました。

店舗では、初めに問い合わせた物件の仮申し込みのような手続きで、個人情報を書きながら他に良い物件はないかと尋ねると、女性スタッフの方が目の前でいくつか見せてくれたのですが、全部ネットで見たものばかりで目新しいものは一つもありませんでした。

やはり当初目をつけていた物件がドンピシャだったので、「内覧もしなくて良いので契約をすることは可能か?」と聞いたんです。すると女性スタッフが「確認します」と言って事務所を離れ、数分後に戻ってくると…

「今確認したところ、オーナーが貸し出すのをやめることにしたそう」

その段階でもかなり疑問を感じながら、引き続き物件を探してもらっていたのですが、そのスタッフが目の前で全く関係のない外線電話をとり始めたんです。こちらに申し訳なさそうな素振りもなく、手元のパソコンでカチカチ物件を探しつつの電話対応。挙句の果てには、10分経っても終わらない長電話に発展していました。

やっと電話が終わったので、私は「物件なさそうですね。ありがとうございました」と言って、呆然としながら店舗を後にしたんです。

でも帰り道で、大きなお腹を抱えて貴重な休みに決して近くもない店舗にわざわざ足を運んだにも関わらず、大した物件の紹介もなく適当に対応された恨みがどんどん膨らんできて…。2年経った今でも怒りが収まりません。

初めに問い合わせた物件も、おそらく釣り物件(実在しない物件や既に契約済みの物件を掲載して集客する手法)だったのだろうと今では思います。言うべきことを言えなかった自分への後悔と共に、まだまだ心に燻り続けている一件でした。

不誠実な対応は、長く心に残ってしまう

初めに問い合わせた物件が実際には契約できない「釣り物件」だった可能性もあり、Aさんにとっては納得のいかないやりとりの連続でした。丁寧な説明もなく、誠実さに欠ける接客態度は、時間が経っても消化しきれない思いとして残り続けています。

物件探しは単なる取引ではなく、生活の基盤を選ぶ大切な過程です。だからこそ、賃貸業者の対応は顧客の信頼を左右する重要な要素。トラブルを防ぐためにも、業者選びでは物件情報だけでなく、対応の誠実さにも目を向けることが必要でしょう。


※本記事では読者の皆さんに投稿していただいた体験談を紹介しています。
アンケート実施日:2025年8月4日
投稿方法:TRILL 募集フォームより
投稿者:30代女性