1. トップ
  2. 患者さんのご家族が来院。看護師が「ご主人ですか?」と聞くとまさかの回答が…「もう平謝りでした」

患者さんのご家族が来院。看護師が「ご主人ですか?」と聞くとまさかの回答が…「もう平謝りでした」

  • 2025.8.28
undefined
出典:Photo AC ※画像はイメージです

こんにちは!看護師兼webライターのsaoriです。

「この人、きっと旦那さんだろうな。奥さんだろうな」と思い込み声をかけたところ、まったく違う続柄だった…という失敗をしたことはありませんか?

今回お話するのはそんな続柄にまつわるお話です。

ご家族付き添いのもと、病状説明をすることになった患者さん

日勤で勤務中、70代女性のAさんという患者さんの担当をしていた私。Aさんは受け答えがしっかりできる患者さんです。

その日は午後からご家族付き添いのもと、主治医から病状説明の予定でした。

午後になり、Aさんのご家族様が来院。男性1人と女性1人で来られました。

主治医へと家族が来たことを伝えると、「もうすぐ外来終わるから、そのまま外来で説明するわ。1階の外来まで連れてきてくれる?」と言われました。

患者さんのご家族からまさかの返答が…

Aさんに車いすへと移動してもらい、私含めた4人で外来へ。

エレベーターを待っている時に、そういえば続柄ってなんだろう?とふと思った私。貫録あるし旦那さんだろうな、と思い男性のご家族さんに「ご主人ですか?」と聞きました。

すると男性の方は「あ、老けてるんですけど息子です…」と返答。

もう1人の付き添いの女性は息子さんの彼女だったようで、Aさんも彼女さんも「あんた老けてるもんな!仕方ないわ!しかしご主人って(笑)」と大爆笑。

私からみるととても貫録のある男性だったので「まさか息子さんだったとは…すみません!でもものすごく貫録があったので!」と平謝り。

すると息子さんも「貫録あります?良い風にとらえるわ、ありがとう」と言ってくれて、その場は和やかになりましたが、申し訳ない思いでした。

思い込むのではなく、確認することが大事

この時は和やかな雰囲気で終わりましたが、推測で聞くのではなく、こちらから「続柄は?」など相手に答えてもらうような声掛けをすることが大事なんだなと痛感。

思い込むのではなく、確認を大事にしようと思った出来事でした。



ライター:saori
2011年に正看護師を取得し、急性期病院と施設内訪問看護を経験。現在は子どもに関わる仕事に従事中。看護師×webライターとして活動している。「言葉で人を救いたい!」と心に響くような発信を意識している。3人の子どもを育てながら働くパワフルママ。