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【60代が知っておきたい美容成分】シワ改善の美容成分として注目!「ナイアシンアミド」「レチノール」配合コスメ4選

  • 2025.8.1

製品名に入っていたり、セールスポイントとして特記されていることの多い美容成分名。エイジングケアに注力したい素敵世代が、化粧品を選ぶ際の指標として知っておきたい美容成分を、美容ジャーナリスト倉田真由美さんが長年にわたり化粧品開発に携わってきた次田哲也さんと一緒に熟考しました。今回は、シワ改善の美容成分として注目されるナイアシンアミド、レチノールをご紹介します。

【おさえておくべき美容成分】ナイアシンアミド、レチノール

効果が期待される場所/表皮、真皮

パッケージ表示名(カッコ内は医薬部外品表示名)/ナイアシンアミド(ナイアシンアミド、ニコチン酸アミド)などレチノール(レチノール)など

ナイアシンアミドとレチノールの働き

シワ改善の美容成分として注目されるのが、ナイアシンアミドとレチノールのふたつ。ビタミンB群の一種であるナイアシンアミドは当初、薬用美白有効成分、または肌荒れの有効成分として化粧品に配合されていました。けれど近年になり、表皮や真皮への作用もあることがわかり、シワを改善する効能効果も追加承認されました。つまり、エイジングの悩みを複合的にケアする万能成分であるということ! 水溶性の成分なので、化粧水やジェルにも配合しやすく、デイリーに取り入れやすいのが魅力です。

一方レチノールは、ビタミンAの一種。皮膚や粘膜の代謝を促すため、元々はキメの乱れや肌荒れを改善する目的で配合されていました。その後、ヒアルロン酸の産生を促すとともに、真皮のコラーゲン密度を高めてシワを改善する効果があることがわかり、2017年に医薬部外品の抗シワ有効成分として承認油溶性成分ゆえ、おもにクリームに配合されています。以前は、刺激を感じたり夜しか使えないものもありましたが、近年のものはテクスチャーもよくなり、UVケアをすれば朝も使えるようになっています。どちらの成分もシワが気になる素敵世代の救世主!

編集部おすすめコスメ

①つけた瞬間から、ピンとしたハリ肌に!

水分を抱え込んだ弾力のあるヴェールが、つけたそばからハリ肌を実現。ナイアシンアミドが表皮と真皮に働きかけ、内側からシワをピンと押し上げてくれます。カネボウ リンクル リフト セラム(医薬部外品) 20㎖  ¥ 14,850/カネボウインターナショナルDiv.

敏感肌にありがちな細かいシワもケア

目立つシワはもちろん、乾燥性敏感肌に起こりがちな目に見えない細かいシワもケアするD-リンクルアミド配合の美容液。オイルのようにまろやかな感触で、なめらか肌に。ディセンシア リンクルO/L コンセントレート(医薬部外品)30㎖  ¥7,150/ディセンシア

かたくなりがちなシワ肌をふっくら、なめらかに

純粋レチノールが肌のヒアルロン酸を生み出し、真皮のコラーゲン密度をアップ。コクのあるテクスチャーは目元や口元、首などに集中して使いやすく、朝晩の使用が可。エリクシール レチノパワー リンクルクリーム S(医薬部外品)15g ¥6,490/エリクシール

レチノールとセラミドで目元にピンとしたハリを

肌深くに浸透し、潤いを与える「高浸透ピュアレチノール」と、角層のすき間を埋める「擬似セラミド」が目元のハリとなめらかさを実現。翌朝までに、年齢のサインとお疲れ感を払拭してくれます。レチフォーカス アイクリーム 15g ¥3,300/オルビス

撮影/相沢千冬 文/倉田真由美

※素敵なあの人2025年8月号「素敵世代がおさえておくべき 美容成分総ざらい」より
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売を終了している場合があります。
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください。

お話を伺ったのは 美容ジャーナリスト 倉田真由美さん

35年以上にわたり、雑誌や新聞、Webなどに美容記事やコラムを執筆。美容や健康、エイジングケアを通し、消費者の立場に立ったわかりやすい情報を発信している。

お話を伺ったのは スキンケア・サイエンスコミュニケーター博士(工学)次田哲也さん

大手化粧品メーカーで31年間、商品の開発研究などに携わる。国立大学法人東京農工大学大学院の非常勤講師も務め、2023年、カイロススキンケアを発足し代表へ。

この記事を書いた人 素敵なあの人編集部

「年を重ねて似合うもの 60代からの大人の装い」をテーマに、ファッション情報のほか、美容、健康、旅行、グルメなど60代女性に役立つ情報をお届けします!

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