20歳選手、就寝中に亡くなる悲劇…家族と夕食後に「とても疲れた」が最期の言葉に

Text by 井上大輔(編集部)

2022年ワールドカップで36年ぶり3度目の優勝を果たしたアルゼンチン。

同国北西部のサンフアン州で20歳の選手が急死する悲劇があったと、『Canal 13』などが伝えている。

亡くなったのは、スポルティーボ・ペニャロールというチームに所属していた20歳のロニ・アリアス・アルバレスさん。

事件は、水曜日の夜にアリアスさんが一日の練習を終えて帰宅した後に発生した。

遺族によると、彼は「疲れた」と言い、夕食後すぐに就寝したそう。だが、朝に起こそうしたところ、反応がなかったため、自家用車で病院に搬送したものの、死亡が確認された。

彼は前夜に夕食をともにした際、ひどい疲労感を訴えた後に床に就いていたという。

有望選手の早すぎる死は、地域のスポーツ界に衝撃を与え、地元に大きな喪失感を残しているそう。

深い悲しみに暮れているという所属チームは「彼は素晴らしい選手であり、人間であり、輝かしいサッカー人生を送ったが、何よりも大きな心の持ち主だった。明るく責任感のある若者であり、サッカーへの情熱を持っていた」とその死を悼んでいる。