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「え?ダメなの!?」間違えがちな夏の赤ちゃんの睡眠環境…エアコンは?寝具は?服装は?正しい方法を助産師が解説!

  • 2025.7.27

助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、乳幼児の夏の眠りについて教えてくれました。寝苦しい夏の夜……赤ちゃんにエアコンをつけっぱなしにしてもいいの? 布団は何をかければいい? 肌着は必要? など、ママやパパは疑問がたくさんあると思います。それらについてマンガで解説します。ぜひ参考にしてくださいね。

赤ちゃんの夏の睡眠環境について

夏の暑い日は、エアコンをひと晩中使うお家も多いかと思います。しかし、赤ちゃんには寒過ぎない? 大丈夫なの?と悩むママやパパも多いことでしょう。

今回は、夏でも寝やすくなるような乳幼児に合わせた空調の調整や寝具、服装などについてお話ししていきます。

赤ちゃんの夏の寝るときの服装は?

寝るときは汗をかきやすいので、肌着を必ず着せましょう。脇の汗を吸い取るために袖付きで、汗の吸収が良い綿や汗をかいても乾きやすい速乾性のドライメッシュ素材がおすすめです。

乳児の場合は、紙おむつをつけているだけでも蒸れて暑くなるので、肌着1枚でも良いかと思います。そのほかにも幼児の場合は、おなかが出ないように肌着をズボンの中に入れるようにしたり、夏用のガーゼ腹巻きや腹巻き付きのパジャマズボンなどがおすすめです。

エアコンはどう使う?

夏の暑い時季は、エアコンをひと晩中つけっぱなしで使っているご家庭も多いかと思います。タイマーなどで夜間冷房が切れるようにしてしまうと、暑くて起きてしまうことがあるので、ひと晩中つけっぱなしにすること自体は問題ありませんが、室温に注意しながら、低くなり過ぎないようにしましょう。

室温は26〜28度が適切と言われています。室温だけに注目するのではなく、湿度が高いと暑く感じやすいので、湿度も調整してみましょう。湿度は50%が適切です。

また、扇風機を使用する場合は扇風機の風が乳児に直接あたると、体が冷え過ぎてしまうことがあります。直接風が当たらないように、風向きを調整しましょう。エアコンの風も同様です。

また、冷気は下に溜まりやすいので床や畳にお布団を敷いている場合は、冷え過ぎてしまう場合もあります。温度計を置く場合は、赤ちゃんの寝ている場所の近くに置くようにして確認することも大切です。

サーキュレーターで室内の空気を循環させるのも良いでしょう。

寝具で気をつけることは?

寝る前に布団をかけても、夜中起きて赤ちゃんの様子を見ると、足などで蹴って布団を履いでいて何もかけないで寝ていることがあります。赤ちゃんによっては、おなかが冷えてしまうと体調を崩しやすくなる場合があるので、ガーゼケットなど薄手の物を、手足は出して、おなかと胸が隠れるようにかけると良いでしょう。

また、ガーゼ素材の夏用スリーパーを着用する場合、赤ちゃんによっては熱がこもりやすいために暑くて汗をかいてしまい、起きてしまうことがあります。その場合は汗を拭き取り、寝苦しくないようにしましょう。

布団がおしっこの漏れなどで濡れないように、ベッドパッドやシーツの下に防水シーツを敷いている場合は、これによって熱がこもってしまうこともあります。夏場は防水シーツを外したり、冷感タイプの布団やシーツを使うなどの工夫をすると、寝やすくなりますよ。

まとめ

汗をかきやすかったり、体温が高めの赤ちゃんは特に気をつかいますね。赤ちゃんの様子に合わせて、工夫してみてくださいね。

作画/はたこ


監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀

2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業しました。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援しています。訪問時の相談は、母乳だけではなく離乳食や抱っこひも、スキンケア、寝かしつけなど多岐にわたることも。また、おむつなし育児アドバイザーとして、トイレトレーニングなどの相談も受けています。自身も一児の母として奮闘中です。

ベビーカレンダー編集部

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