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これどうやって計算するか覚えてる?「−2−(−6)−(−3)−(−2)」→正しく計算できる?

  • 2025.8.28
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今回チャレンジするのは、負の数の引き算です。

負の数は日常の中になかなか登場しないちょっとイメージしにくい数です。

その負の数を引くとはどういうことなのでしょうか?知りたい人は、ぜひ問題に挑戦してみてください。

問題

次の計算をしなさい。
−2−(−6)−(−3)−(−2)

解答

正解は、「9」です。

負の数ばかりが登場する式なのに、答えが正の数になるのは意外に感じるかもしれません。

次の「ポイント」で計算方法を確認すれば、どうしてこの問題の答えが正の数になるのかが分かりますよ。

ポイント

この問題のポイントは、「負の数の引き算は正の数の足し算になる」という点です。

−(−A)=+A

つまり、今回の式は、次のように変形して計算できます。

−2−(−6)−(−3)−(−2)
=−2+6+3+2←負の数の引き算を正の数の足し算に

あとは、この式を計算するだけです。左から順に足し算していくと、次のようになります。

−2+6+3+2
=4+3+2
=7+2
=9

これで答えが出ましたね。

数直線で負の数の引き算を理解しよう

負の数の引き算が正の数の足し算と同じになるのは何となく不思議ですね。

そこで、−2−(−6)−(−3)−(−2)の計算イメージを数直線で表してみましょう。

 

まず、足し算は「前に移動すること」、引き算は「後ろに移動すること」と解釈します。また、正の数は「右向き(プラス方向向き)」、負の数は「左向き(マイナス方向向き)」だとします。

すると、負の数の引き算をするときは「左向きになって後ろ移動」することになります

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この動き方は、右を向きながら前に進む、つまり正の数の足し算とまったく同じです。

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こうして考えると、負の数の引き算は正の数の足し算と同じ意味になるのも納得ですね。

まとめ

今回は、負の数の引き算にチャレンジしました。

負の数の引き算は、そのままでは計算しづらいので、正の数の足し算にしてから答えを出すとよいでしょう。

−(−A)=+A

負の数と引き算の−記号どうしがくっついて+記号になるイメージ、あるいは負の数が引き算の−記号を反転させるイメージで覚えておくと、忘れにくくなりますよ。

このルールを忘れないうちに、引き続き、他の負の数の計算問題にも挑戦してみましょう。

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法をもつものもございます。あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。


もう一問挑戦!

どうやって計算するか覚えてる?「(−8)÷(−8)÷(−8)」→正しく計算できる?
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