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「なんで奥さんは不倫した?」「ただただ不快」“思わぬ展開”に苦言を呈す視聴者も…だけど「ありえないくらい面白い」絶賛の名映画

  • 2025.8.31

シリアスからコメディまでどんな役でもハマリ役にしてしまう女優・松たか子さん。今回は“名作揃い!松たか子出演作品”5選をセレクトしました。本記事では、第1弾として映画『来る』をご紹介します。この映画の松たか子さんは、ドSな怪演を見せてくれました!

映画『来る』の原作は、澤村伊智さんのホラー小説『ぼぎわんが、来る』で、改変が加わることでさらに得体の知れない恐怖が増しています。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です。
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます。

映画『来る』どんな作品?

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映画の舞台挨拶に出席した松たか子(C)SANKEI
  • 作品名(配給):『来る(東宝)
  • 公開日:2018年12月7日

あらすじ

香奈(黒木華)田原秀樹(妻夫木聡)は結婚式を終え、幸せな新生活を始めていました。しかし、秀樹の会社に謎の来訪者が現れてから、不可解な出来事が連発します。その来訪者が言い残していった「知紗さんの件で…」という言葉。この知紗という名前は、秀樹の生まれたばかりの愛娘。なぜ名前を知っているのか不安になり、妻と娘に危害が及ばないようオカルトライターの野崎和浩(岡田准一)に調査を依頼します。

野崎から、霊媒師の血を引くキャバ嬢の比嘉真琴(小松菜奈)を紹介されますが、真琴の手にも負えず、姉である最強霊媒師の琴子(松たか子)に依頼することになり――。

松たか子の怪演ぶりに「どハマりしました」

映画『来る』の松たか子さんの演技は圧巻で、SNSでも高く評価されています。松さんにしか出せない独特のオーラがあり、観る者を魅了しています。

「ドSな松さんにどハマりしました」「見た目と設定ドストライク過ぎる」など、松たか子さんの怪演に絶賛の声が集まっていました。

霊媒師・琴子を演じる松さんは、ビジュアルからパワーまで全てが強過ぎる!との声がありますが、怪演だけでなく、共演者で野崎役の岡田さんを殴るシーンも話題に!

「ブン殴るシーンだけ、もう一度観たい…」「松たか子が岡田准一を見事に殴るとこ最高だった」などの声でSNSが盛り上がりをみせていました。

妻夫木聡の圧巻の演技

映画『来る』は、不倫の話でもあります。不倫した当事者の田原秀樹を演じた妻夫木聡さんの、クソ男ぶりも評判になっています。これまで妻夫木さんといえば、爽やかで優しい雰囲気の役柄が多く、今回は異色のキャラクター。そのギャップも視聴者の興味を惹いているようです。

ネット上ではイクメンパパを気取っているが、実情は社内不倫をしているクソ男を演じる妻夫木さんに対して、「自己中クソ男の解像度が高いのでそれだけでも見る価値はある」「あの妻夫木聡さんはほんっとうにクズ!」「ちょっと嫌いになった」などの声が集まっていました。多くの視聴者が感情移入するほど、見事な演技だったということでしょう。

当の妻夫木さんは、シネマカフェのインタビューで次のように語っていました。

薄っぺらさ――軽さの中に薄さがでればいいなと思ってやっていましたね。
出典:『【インタビュー】岡田准一×妻夫木聡遠くて深い?同級生2人の関係性』シネマカフェ 2018年12月6日配信

原作改変に苦言も…「ありえないくらい面白い」称賛の声相次ぐ

映画『来る』について、原作小説『ぼぎわんが、来る』との乖離が激しいと原作ファンから苦言を呈す声が上がっていました。特に、不倫の描写において、原作より酷い内容になっているところに声が集中しています。

「映画だと妻も夫も不倫しまくってるのがエグい」「なんで奥さんは不倫した?」「ただただ不快」などの声がありました。原作と比較して、キャラクターそれぞれの個性がより強く描き出されている点が特徴的です。

しかし、「映画『来る』、ありえないくらい面白い」という声の通り、映画には映画の良さ、小説には小説の良さがあり、それぞれが別の作品として楽しめるのではないでしょうか。

松たか子さんの怪演が光る映画『来る』、ぜひご家族で楽しんでみてはいかがでしょうか。


※記事は執筆時点の情報です