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「今じゃ絶対無理」「二度と作れない」“令和では制作不可能”と囁かれる名ドラマ…「全人類観て」放送から21年“称賛止まない”逸作

  • 2025.9.2

学園を舞台にしたドラマは、時代を問わず多くの人々から愛されてきた人気ジャンルです。青春のきらめきや仲間との絆、笑いあり涙ありの人間模様が描かれ、世代を超えて共感を呼んできました。

今回は、その中から“平成を代表する学園ドラマ”を5作品セレクト。本記事では第4弾として、フジテレビ系で放送された『WATER BOYS2』をご紹介します。ぜひ最後までお楽しみください。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です。
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます。

ドラマ『WATER BOYS2』はどんな作品?

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石原さとみ(C)SANKEI

作品名(放送局):ドラマ『WATER BOYS2』(フジテレビ系)
放送期間:2004年7月6日〜9月21日

ドラマ『WATER BOYS2』は、2001年上映の映画 『ウォーターボーイズ』(東宝)、2003年公開のドラマ『WATER BOYS』(フジテレビ)の続編として放送されたドラマ作品です。メインキャストの市原隼人さんをはじめ、石原さとみさん、中尾明慶さん、斉藤慶太さん、小池徹平さんらが出演して大きな注目を集めました。

あらすじ

静岡県の田舎町にある廃校寸前の男子校“姫乃高校”が舞台です。東京から転校してきた高校三年生の水嶋泳吉(市原隼人)は、明るく直情的で泳ぐことが大好きな少年。転校早々に山本洋介(中尾明慶)と「シンクロ部を作る」と決意するものの、男子シンクロという存在は世間から奇異の目で見られるため、周囲の生徒や町の人々は冷ややかに反応します。

それでも泳吉の熱意に触発され、やがて“狼少年セン”と呼ばれるお調子者・川崎仙一(斉藤慶太)、マスコット的存在として唯一女子から相手にされている岩田巌男(小池徹平)、大手スーパーの御曹司で、いつも取り巻きを連れている佐野秀樹(木村了)らが仲間に加わり、シンクロ部が誕生します。

最初はまとまりのなかった彼らですが、練習を重ね、ぶつかり合い、失敗を繰り返すなかで次第に心を通わせていきます。 当初は半ば呆れ顔で見ていた町の人々も、ひたむきに練習を続ける姿に心を動かされ、次第に応援するようになります。

友情や恋のときめき、時には衝突も交えながら、彼らは仲間と共にシンクロ公演を成功させるために奮闘し、最後には水の上で力強くも美しい舞台を披露することになるのです。

「今の時代ではできない作品」と語られるワケ

ドラマ『WATER BOYS2』は青春学園ドラマであり、男子シンクロ“ウォーターボーイズ”をテーマにした作品です。当時まだまだ知名度の低かった“ウォーターボーイズ”を全国的に有名にさせた作品の一つであり、本作品は日本中で話題になりました。

そんな本作ですが、SNSでは「ほんと今の時代ではできない作品だよなぁ…」という声が見られました。時代が移り変わり、特にSNSでは「危険だ」「悪影響」といった反発が起こりやすく、過激な青春描写に対しても敏感になっている現代社会の空気が感じられます。

また、『WATER BOYS2』はとにかく“泥臭くても、熱く、暑苦しい”男子たちの姿を描き、そこにこそ青春のリアルと共感がありました。しかし現代の青春モノは、切なさや葛藤、メンタル的な揺れやSNSとの共存を含めた複雑さが語られることが多く、直球の“根性論”や“不器用さ”を描く作品は減少傾向にあります。

そのため「今の時代では見れなくなってしまった熱い物に胸を打たれる」「二度と作れないんだろうな」「今の時代にはないあの感じ」「今じゃ絶対無理」「今の時代じゃ出来ないドラマ」とSNSでは様々な声が見られました。

ドラマ『WATER BOYS2』をぜひご覧ください!

今回は、2004年に放送されたドラマ『WATER BOYS2』をご紹介しました。青春学園ドラマの中でも当時知名度の低かった男子シンクロにスポットライトを当て、当時は多くの人々が本作品に釘付けになりました。

また、本作は石原さとみさんの代表作品の一つであり、SNSには「石原さとみ可愛すぎるなぁ」などの声も見られ、圧倒的な存在感を放っていたことがうかがえます。

「全人類観て」「人生で初めてハマったドラマ」など今でも称賛止まない本作、ぜひ視聴してみてください。

※記事は執筆時点の情報です。