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「大げさじゃなく50回以上は観た」“異常な回数のリピーター”が相次ぐ至高ドラマ…「人生で初めてハマった」語り継がれる逸作

  • 2025.8.30

時代を超えて多くの人々に愛され、何度でも観返したくなる名作と呼ばれる作品の数々。作り手の情熱やこだわりが細部にまで宿り、色褪せない魅力を持つ作品は、私たちの人生を豊かにしてくれます。今回は、そんな“何度も観られる”名作5選をセレクトしました。

本記事では第2弾として、2001年放送のドラマ『HERO』(フジテレビ系)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

“何度も観られる”名作ドラマ『HERO』

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松たか子(女優)(C)SANKEI
  • 作品名(放送局):ドラマ『HERO』(フジテレビ系)
  • 放送期間:2001年1月8日~3月19日

あらすじ

最終学歴は中卒という、検察官としては異色の経歴を持つ型破りな検事・久利生公平(木村拓哉)。彼が新たな勤務地としてやってきたのは、大物政治家の収賄事件で多忙を極めていた東京地検城西支部でした。

優秀な検事であるという前評判を聞きつけ、自ら担当事務官に志願した雨宮舞子(松たか子)は、久利生の活躍に大きな期待を寄せます。しかし、雨宮の前に現れたのは、スーツではなくラフな私服に身を包み、通販グッズに夢中になるような、およそ検事らしからぬ男の姿でした。

雨宮が失意の底に沈むなか、久利生が最初に担当することになったのは下着泥棒の事件。エリート検事たちが大事件の捜査に奔走するなか、事件の大小にかかわらず独自の視点と諦めない姿勢で真実を追求する久利生の姿は、堅苦しい検察組織にやがて大きな変化をもたらしていきます―。

ドラマ『HERO』の見どころ※ネタバレあり

ドラマ『HERO』は、木村拓哉さん演じる型破りな検事・久利生公平が、独自の視点と粘り強い捜査で事件の真相を追求する姿を描いた大ヒット作です。中卒という異色の経歴を持つ久利生が、常識や慣例にとらわれず、どんな小さな事件にも真摯に向き合う姿勢は、多くの視聴者に新鮮な驚きと感動を与えました。

また、久利生を取り巻く東京地検城西支部の個性豊かなメンバーたちとの軽快な会話劇も、本作の大きな魅力です。松たか子さん演じる真面目な事務官・雨宮舞子をはじめ、大塚寧々さん、阿部寛さん、勝村政信さん、小日向文世さん、八嶋智人さん、角野卓造さんらが演じる検事や事務官たちの活躍も見どころ。実力派俳優陣が織りなすユーモアと人情味あふれるチームワークは、物語に温かみと深みをもたらしています。

SNSでは、「大げさじゃなく50回以上は観た」「10回は観た」「もう10回以上観てる」と驚異のリピーターが見受けられ、「人生で初めてハマったドラマ」「当時から何年経っても大好き」と絶賛のコメントで溢れていました。放送から年月が経った今でも色褪せることのない、不朽の名作として多くのファンに愛され続けています。

「久利生検事に憧れて…」視聴者の人生を変えたドラマ『HERO』の影響力

木村拓哉さん演じる型破りな検事・久利生公平の活躍を描き、劇場版や続編ドラマも制作されたドラマ『HERO』。

そんな本作のすごさは、高視聴率を記録した人気ドラマというだけにとどまりません。SNSで「久利生検事に憧れて現役の検察官として頑張っています」「『HERO』観て検事になりたい!と思い司法試験受けた」などのコメントが投稿されているのです。視聴者に夢を与え、実際に久利生と同じ「検察官」という職業を選択させるまでに至った本作の影響力の高さがうかがえます。

この現象は、木村拓哉さんが演じたからこその異例事態であり、その影響力は今なお健在です。

まだドラマ『HERO』を観たことがない方、また本記事を読んで興味を持っていただけた方は、“爽快なテンポで描かれる痛快リーガルドラマ”をぜひご覧ください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です