1. トップ
  2. 「ただただ不快」「途中でやめた」“あまりの鬱展開”に離脱者も…だけど「世代最高の俳優」郡を抜く怪演に“釘付け必至”の名映画

「ただただ不快」「途中でやめた」“あまりの鬱展開”に離脱者も…だけど「世代最高の俳優」郡を抜く怪演に“釘付け必至”の名映画

  • 2025.8.14

数々の話題作で重要な役柄を演じきり、今や映画・ドラマ界に欠かせない存在となった女優・河合優実さん。どこにでもいそうな等身大の人物から、複雑な背景を背負った難役まで、まるでその人物が本当に存在するかのような高い演技力で注目を集めています。今回は、そんな“圧倒的演技力!”河合優実出演作品5選をセレクトしました。

本記事では第1弾として、2025年公開の映画『悪い夏』をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

河合優実が“圧倒的演技力”で魅せる映画『悪い夏』

undefined
第98回キネマ旬報ベスト・テンの表彰式に出席した河合優実(C)SANKEI
  • 作品名(配給):映画『悪い夏』(クロックワークス)
  • 公開日:2025年3月20日

あらすじ

染井為人氏の“第37回横溝正史ミステリ大賞優秀賞”を受賞した同名小説を原作に、監督・城定秀夫氏、脚本・向井康介氏で実写映画化。

市役所の生活福祉課に勤める、ごく真面目な公務員の佐々木守(北村匠海)。そんな守の平凡な日常は、「同僚が生活保護を受けるシングルマザーに肉体関係を迫っている」という相談をきっかけに崩れ始めます。

守は相談の真相を確かめるため、正義感を胸に林野愛美(河合優実)の家を訪ねました。しかし、愛美のもとへ通ううちに、守はいつしか愛美に惹かれ、深い仲になってしまいます。しかし、それは裏社会の住人・金本龍也(窪田正孝)らが仕掛けた巧妙な罠の始まりにすぎなかったのです――。

河合優実の見事な快演

映画『悪い夏』にて、河合優実さんは物語の鍵を握るヒロイン・林野愛美を演じています。物語が進むにつれて明らかになる愛美の壮絶な過去とその危うさ、ふとした瞬間に見せる少女のような純粋さのアンバランスな魅力を見事に体現。観客からは「河合優実さんの演技が神がかっている」「河合優実は相変わらずスゴい」といった声が相次ぎました。

特筆すべきは、物憂げな雰囲気の奥に強い意志を感じさせる絶妙な役作りです。陰影に富んだ演技は、キャラクターに圧倒的なリアリティと深みを与えています。些細な表情でも、キャラクターの感情や背景がひしひしと伝わってくる表現力はまさに河合さんの演技の真骨頂です。SNSでも「河合優実の気怠い役のハマり方よ」「このての役柄をやらせたら世代最高の俳優だと思う」と絶賛されていました。

映画『悪い夏』見どころ※ネタバレあり

映画『悪い夏』を視聴した一部の方からは、「圧倒的な鬱映画」という声が見られました。本作では、北村匠海さん演じる真面目な公務員・佐々木守に救いのない鬱屈とした展開が続きます。リアリティのある生活保護不正受給を軸にするなか、終盤では突拍子もない展開が続くため、戸惑う方も多いかもしれません。

一方で、アングラチックな雰囲気を醸しつつ、エンタメ作品として見応え抜群の内容となっている点が高評価。悲劇でありながら喜劇的ですらあり、独特の空気感を演出しています。また、北村さんや河合さんをはじめ、窪田正孝さんや伊藤万理華さん、毎熊克哉さんなど脇を固める演技派俳優陣の怪演も作品に凄まじい熱量を与えました。SNSでは「絶対に邦画でしか摂取できない不快感」「地獄の連続でクセになる」などのコメントが見られ、クセになる観客が多かったようです。

まだ映画『悪い夏』を観たことがない方、また本記事を読んで興味を持っていただけた方は、“息もつかせぬ展開の連続”をぜひ目撃してみてください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です



客「それからは行ってません」半年前、カツ丼屋の厨房で目撃した"信じられない光景"に絶句…
客「それからは行ってません」半年前、カツ丼屋の厨房で目撃した"信じられない光景"に絶句…