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医師「避けるべき」→実は『目のクマやたるみ』を悪化させている…意外とやりがちな“NG習慣”とは?【医師が解説】

  • 2025.8.13
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

フェイスマッサージは、美肌やリフトアップを期待して多くの人に親しまれています。しかし、間違った方法や過剰なケアが逆効果になることがあるのをご存知でしょうか?

特に「クマ」や「たるみ」が悪化したように見えるケースも散見されます。なぜ健康的で若々しい印象を手に入れる予定が、かえって悩みの元になってしまうのでしょうか?

この記事ではその理由をわかりやすく解説し、正しいケア方法をお伝えします。

見落としがちな悪化の原因とは?フェイスマッサージの落とし穴

フェイスマッサージによって血行促進やリンパの流れを促し、肌の新陳代謝をアップさせることは、美容の基本的な考え方のひとつです。ところが、実は過度な力や間違った方向へのマッサージは、逆効果をもたらすリスクがあるのです。

例えば、目元のクマ。目元は皮膚が非常に薄く、毛細血管が透けて見えている部分。強い圧でマッサージすると強い圧でマッサージすると、皮膚の色素沈着の原因になります。結果としてクマが濃くなることがあるため、無理にこすったり、刺激を繰り返したりするのは避けるべきだと言えます。

また、たるみに関しても注意が必要です。たるみは主に皮膚の弾力性低下や筋肉の衰え、脂肪の位置変化によって生じます。マッサージで強く皮膚を引っ張ると、肌の構造が損なわれて、さらに弾力を失うことがあるのです。特にこすりすぎや引きすぎは、皮膚のたるみを加速させる可能性が。リフトアップの方向にマッサージするのであれば問題ありません。

自己流ケアは避けて

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

基本的にはクマやたるみは、フェイスマッサージはもちろん、家庭でのケアでは根本的な解決や改善は難しいとされています。

自己流でやるのはもちろんNGですが、メディアやSNSなどの情報でも、誤った知識が混じっていたりするケースが多いので安易に真似しないことが重要です。

根本治療や改善を希望する場合は、医師や専門家に相談することが一番の解決法です。

正しい知識で美しい素肌を手に入れよう

フェイスマッサージは正しく行えば、血行促進やリンパの流れを改善し、肌の健康やリフトアップに役立ちます。しかし、やり方や力加減を間違えると、「クマが濃くなった」「たるみが目立つようになった」と感じてしまうことも。肌の薄い部分への強い刺激や過度な摩擦は、肌のトラブルを引き起こす大きな原因となるため注意が必要です。

日々のスキンケアにフェイスマッサージを取り入れるときは、優しい力加減と正しい方向、そして十分な保湿を忘れずに。敏感な目元は特に丁寧に扱い、肌の反応を見ながら無理のないケアを続けることが、結果的に美しい印象へつながるでしょう。


監修者:古賀 愛子(こが あいこ)ハナ・ビューティークリニック院長

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熊本大学医学部医学科卒業。
国立国際医療研究センターにて初期臨床研修を修了後、東京大学医学部附属病院で心身医学を専攻。内科専門医および心療内科専門医の資格を取得。心と体のつながりに深く向き合う医療に従事するなかで、美容医療がもたらす前向きな変化に着目し、2021年より大手美容外科に勤務。年間数千件におよぶ患者様の診療を行いながら、美容医療の技術と知識を磨く。院長職や技術指導医としての経験も積み、若手医師の育成にも携わる。2024年より新宿・ハナ・ビューティークリニック院長に就任。
患者様一人ひとりの「こうなりたい」という想いに寄り添い、医学的な根拠に基づいた美容医療を通じて、内面からも輝ける美しさを引き出すことを目指している。

クリニックHP:https://hana-beautyclinic.com/
Instagram:https://www.instagram.com/hanabeautyclinic87?igsh=ZnM4OXdvbWk3a2Rz



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