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4日かけて畑を耕す女性→次の瞬間、背後から101歳祖母がボソリ…“ひと言”に「まるで総監督だ」

  • 2025.7.24
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出典元:photoAC(画像はイメージです)

読者がホッと安心できる優しい作品を発信している、イラストレーター兼漫画家のたば やん (たば やんの呟き)さん。X(旧Twitter)にて、自身の祖母を綴ったエッセイ漫画『おばあちゃんと一緒』を連載中の彼女が目撃したのは、101歳の祖母による頼もしい光景でした。

その投稿がこちら!

 

たば やんさんが畑仕事をする中で、お祖母様が放ったひと言に多くの人が「可愛い」「職人風」と反響を寄せました。今回は、そんなたば やんさんにお祖母様の印象的なエピソードについて詳しくお話を伺いました。

窓から「なら、均され」現場監督ぶりが完璧すぎる

たば やんさんがSNSで紹介したのは、101歳の祖母が見せた頼もしい姿でした。先週、庭の畑を耕していてスコップで「どっかんどっかん」と本気で掘っていると、ガラッと窓が開いて、おばあちゃんが顔をのぞかせたといいます。

その後、4日かけて耕した土で畝を作ることになったのですが、「これで合ってるのかな…?」と不安を感じながら作業していると――突然、おばあちゃんが窓から登場し、「なら、均され」「もっと低くていいから〜 土を広く平らに〜」と、まるで現場監督のように的確な指示を飛ばしたそうです。

たば やんさんはその声に「うん…」と従いながら、ひたすら黙々と作業を続けたといいます。まさに"総監督、爆誕"の瞬間でした。

祖母の自然との向き合い方

-- 今でも大切にしている、お祖母様の言葉や教えがあればお聞かせください。

畑の話から思い出したのですが、祖母は自然に触れることに喜びを感じる人でした。たとえ体が思うように動かなくても、畑に出れば、無理せず座って花々や野菜の息吹をただ静かに見つめるだけで、満ち足りた幸福感に包まれていました。

「こんなに小さな種を植えるだけで立派な大根が出来上がる」と生命の神秘に触れながら、畑仕事そのものを心から楽しんでいました。また、「畑に立っているだけで、自分の腰もシャンとして、畑に元気をもらっている」とも言っていて、言葉では表現できない、自然と自分が一体になるようなエネルギーの循環を感じていたのでしょう。

-- お祖母様の貴重なお言葉を受けてどう思われますか?

物質的な豊かさばかりが重視されがちな現代社会において、祖母は、私たちが忘れかけている、かけがえのない何かを見い出していたのかもしれません。

「畑は良いよ〜。人生の喜びだよ〜。」「太陽が当たる地面は宝物だよ〜。」と、ニコニコ笑って言っていたのがとても印象に残っています。

「畑は人生の喜び」

窓から「なら、均され」と的確な指示を飛ばし、"総監督"として畑作業を見守った101歳の祖母。その姿の背景には、長い人生を通じて培われた自然への深い愛情と、「畑は人生の喜び」という豊かな人生観がありました。

お祖母様が見せた愛情深い指導力と人生の知恵をユーモラスに描くたば やんさんのエッセイ漫画『おばあちゃんと一緒』。読者がホッと安心できる優しい作品を通じて、世代を超えた家族の絆と自然への感謝が多くの人に伝わっていくことでしょう。

▼お祖母様の『現場総監督』な姿を描いたたば やんさんのマンガ

畑を耕す女性「これで合っているのか」と悩んでいると→頼りになる『99歳祖母』のアドバイスに「総監督…!」
畑を耕す女性「これで合っているのか」と悩んでいると→頼りになる『99歳祖母』のアドバイスに「総監督…!」

 


取材協力:たば やん(@obaatyanntoissy) イラストレーター兼漫画家。

X(旧Twitter)にて、自身の祖母を綴ったエッセイ漫画『おばあちゃんと一緒』連載中。読者がホッと安心できる優しい作品を発信していきたい。