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小学生は“人格”重視!?総理大臣になってほしい人3位:工藤新一、2位:Snow Man、1位は…“人”ではなかった(汗)

  • 2025.7.7

小学生の選挙に関する意識調査を実施

小学生の選挙に関する意識調査を実施
小学生の選挙に関する意識調査を実施

ベネッセコーポレーションが提供する通信教育講座「進研ゼミ 小学講座」が、2025年7月20日に投開票が行われる参議院選挙を前に、「選挙に関する意識調査」を小学生向けに実施しました。調査は、「進研ゼミ 小学講座」の小学生3年生から6年生の会員のうち6,560人(女子4324/男子1677人/性別無回答・その他559人)を対象に、2025年6月27日~29日に実施したもの。

それによると、「7月に選挙があることを知っていますか?」という問いに対し、「知っている」と答えた小学生は51.2%でした。一方で約4割が「知らない」と回答し、「分からない」と合わせるとほぼ半数に。小学生にとって、選挙はまだあまり話題にならないものであることがうかがえます。

「18歳になったら選挙に行きますか?」という問いに対し、「行くと思う」27.8%、「たぶん行くと思う」23.8%と前向きな意識が約5割を超えました。「分からない」「考えていない」という声も多い一方で、多くの子どもたちが“選挙に行くこと”に前向きな気持ちを持っていることが分かります。

「おうちの方と選挙の話をしたことがありますか?」という問いに対し、「よく話をする」6.9%、「たまに話をする」26.2%にとどまり、「話をしない」「ほとんど話をしない」が合わせて63.2%となりました。家庭で政治や選挙について話す機会が限られている現状が明らかになりました。

「もし自分が総理大臣になったら?」というテーマで自由に回答してもらったところ、「戦争をなくす」「平和な世界にしたい」など、戦争や平和実現に関連する回答が約4割と最多となりました。続いて「物価を下げる」「教育を無償に」など、生活や経済を良くしたいという声も多く寄せられました。

中には、「学校の先生をAIにしてほしい」「推しのグッズを無料配付」など、自由な発想やデジタル社会を反映した声も目立ちました。また、「同性結婚を可能にしたい」など多様性を反映した意見も見られ、社会課題に対して具体的な考えをもつ子どもたちの姿がうかがえます。

また、総理大臣に求める人物像について、「優しい人」「嘘をつかない人」「みんなのことを考えてくれる人」が上位を占め、子どもたちは“頼れる人格”に重きを置いていることが分かりました。きちんと向き合ってくれる人であることが、信頼の条件のようです。

実際にどんな人に総理大臣になってほしいか聞いたところ、「ドラえもん」が堂々の1位。そのほかにも名探偵コナンや鬼滅の刃の「炭治郎」や「アンパンマン」など、やさしさと正義感をもったキャラクターが多数登場。Snow ManやMrs. GREEN APPLEなど”推し”の名前もランクインし、子どもたちがリーダーに求める資質として身近さや信頼感を重視していることがうかがえます。

「自分で法律をつくれるとしたら?」の問いには、「いじめをなくす」「ゴミ拾いの義務化」「戦争禁止」など、具体的な社会課題に向き合う声が多く寄せられました。一方で「毎日パフェOK」「授業は全部ゲームで」など、ユニークな案も。法律の意義や影響について慎重に考える意見もあり、子どもたちの多様な視点が表れています。

「日本の社会課題の中で、一つだけよくできるとしたら?」という問いに対し、最も関心が高かったのは「地球温暖化や環境の問題」、次いで「戦争の不安」、「いじめ」など、子どもたち自身が感じる不安や違和感に関わるものでした。「貧困」や「少子化」などの社会構造に関心を寄せる声もあり、社会課題を自分の生活に引き寄せて捉える姿が見られました。

(LASISA編集部)

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