マリーン・セルが老舗陶器ブランド ジアンと初コラボ。クラフツマンシップが宿るテーブルウェアを発表

マリーン・セル（MARINE SERRE）が、フランスの老舗陶器ブランド ジアン（GIEN）とコラボレーションし、アップサイクルをテーマにしたテーブルウェアのカプセルコレクションを発売。「マリーン・セル メゾン」と題されたこのライフスタイルプロジェクトの第一弾では、ブランドの象徴である三日月モチーフを、ジアンの陶器を新たなキャンバスに再解釈している。

本コレクションに名を連ねるのは、ディナープレート、デザートプレート、コーヒーカップ＆ソーサー、マグカップの全4アイテム。いずれも1821年創業のジアンの工房にて、地元の素材と伝統的技法を用いて手作業で仕上げられている。ヨーロッパの貴族たちに愛されたクラフツマンシップと、マリーン・セルの革新的な美学が出会い、機能性と象徴性を兼ね備えた新しい“Art de Vivre（生きる美学）”を体現している。

「私たちのアイコニックなモノグラムは新たな舞台を得て、記憶と職人技の価値を宿しながら日常へと息づいていく」と語るマリーン・セルの言葉通り、スピードと消費が支配する時代にあって、このコレクションはサステナブルで意味あるものづくりの可能性を静かに、しかし力強く示している。マリーン・セルとジアン、ふたつのレガシーが紡ぐこのコラボレーションは、ライフスタイルに美しさと思想をもたらす象徴的な一歩となりそうだ。

URL／https://www.marineserre.com/

Photos: Courtesy of Marrine Serre Text: Makiko Yoshida

READ MORE

• ポメラートとヘルムート・ニュートンが捉える女性のエンパワーメント。80年代を甦らせる単独展が開催
• 広島で出合う建築の未来。『ひろしま国際建築祭2025』が今秋開催
• クラフツマンシップを讃える旅。シャネルが東京・六本木で生み出す新たな展覧会
• グッチと横尾忠則が再び手を組む。「未完」の精神を瀬戸内、大阪へ拡張するアートインスタレーション
• シャネル・ネクサス・ホールでプシュパマラ Nの世界に浸る、写真と演劇の境界を超える展覧会
• Vogueエディターおすすめ記事が届く── ニュースレターに登録