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フライト中、苦しみだした60代男性客…その後、口から「ゴロッ」→吐き出された“意外なモノ”とは?

  • 2025.7.15
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出典元:photoAC(画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。元国際線CAのかくまるめぐみです。たくさんのお客様をおもてなししていると、幸せを感じる瞬間から驚くようなハプニングまでいろいろあります。時には、機内でお客様の命の危険を感じるようなことも…。
そこで今日は、私が実際に経験した今思い出しても足が震えるような、機内での出来事をご紹介します。

「今の音は何?」異変の音と苦しむお客様

国際線フライト中、和やかな機内に突然「しゃっくりのような音」が響きました。

振り返ると、先ほど軽食を提供した60代ほどの男性が胸を押さえて苦しそうにしており、声も出せない様子。

客室乗務員の私はすぐに異物が喉に詰まった可能性に気づき、ハイムリック法の実施を決断。しかし座席が狭くうまく圧迫できず、反対側の通路を担当していた先輩が代わって対応。

数回の圧迫で、男性の口からパンの塊が吐き出され、無事に呼吸を取り戻されました。同行されていた奥様も安堵の涙を浮かべていました。

機内では乾燥により喉が詰まりやすく、食事中の水分補給と咀嚼が重要です。機内で食事する際は、しっかり水分を摂りながら、ゆっくりとよく噛んで召し上がってください。

そして「客室乗務員の小さな知識でも、お客様の命を救えることがある」と、訓練の重要性を感じた出来事でした。

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ライター:かくまるめぐみ
大学卒業後、日系航空会社に客室乗務員として入社。国際線をメインに乗務し、世界中を飛び回る。結婚を機に退職し、イタリアへ移住。現在も家族とともにイタリアに在住し、Webライターとして活動。客室乗務員の経験から培った「細やかな心配り」を大切に、コラム記事からSEO記事まで幅広く執筆中。