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「え、ウソでしょ…」「打ち切りなの?」“迎えた最終回”に視聴者騒然…だけど「今でも大好き」元国民的アイドルが魅せた秀作ドラマ

  • 2025.8.7

視聴者から惜しまれつつ終わったドラマのなかには、「打ち切りだったのでは」と噂される作品があります。今回は、そんな“打ち切りが囁かれた名作ドラマ”を5本セレクトしました。本記事ではその第4弾として、ドラマ『戦う!書店ガール』(フジテレビ系)をご紹介します。視聴率の低迷、原作からの大幅な改変、そして唐突なラスト。挑戦的なテーマに挑んだ意欲作は、なぜ“打ち切り説”を呼ぶことになったのか――?

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

あらすじ

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劇団☆新感線 舞台「いのうえ歌舞伎《黒》BLACK 乱鶯」の製作発表に出席した稲森いずみ(C)SANKEI
  • 作品名(放送局):ドラマ『戦う!書店ガール』(フジテレビ系)
  • 放送期間:2015年4月14日~2015年6月9日
  • 出演:渡辺麻友(北村亜紀 役)

舞台は、老舗の中規模書店“ペガサス書房”。ネット書店や電子書籍の普及により厳しい経営環境に置かれながらも、本を愛し、本に支えられてきた人たちが働いています。その中心にいるのが、若手書店員の北村亜紀(渡辺麻友)と、副店長の西岡理子(稲森いずみ)。23歳の亜紀は出版社の社長令嬢で、“コネ入社”の自由奔放な直球型。本への情熱をまっすぐにぶつけるタイプです。

一方、40歳の理子はアルバイトからキャリアを積み重ねてきた“たたき上げ”。プライドと責任感を胸に、現実と向き合いながら淡々と日々をこなしています。

年齢差17歳。境遇も価値観も働き方もまるで違う“水と油”のふたりが、ぶつかり合いながらも次第に互いを認め合い、人生と仕事に立ち向かっていく――。世代を超えた女性バディが、本と職場、そして恋に悩みながらも懸命に“戦う”姿を描いた、痛快なお仕事ドラマです。

理想と現実のはざまで揺れる女性バディ物語

『戦う!書店ガール』は、碧野圭さんの小説『書店ガール』シリーズを原案に、書店を舞台にした女性同士のバディドラマとして制作されました。理想と現実に揺れるふたりの女性が、世代や立場の違いを越えて奮闘する姿が描かれています。

脚本を担当したのは、ドラマ『ファーストクラス』や『ホリデイラブ』などで知られる渡辺千穂さん。女性の複雑な心理や職場での人間関係を丁寧に描く作風が、本作にも色濃く表れています。キャストには、当時AKB48メンバーとして凄まじい活躍をみせ、今でも伝説的存在として愛されている渡辺麻友さん(現在は芸能界を引退が主人公・北村亜紀役で出演。書店に理想を抱き、まっすぐに突き進む23歳の新米書店員を演じました。

副店長・西岡理子役は稲森いずみさん。現実を見据える40歳のたたき上げ店員を、落ち着きのある演技で表現しています。

さらに、理子に思いを寄せる書店員・三田役には千葉雄大さん。同僚役として鈴木ちなみさんや伊野尾慧さん(Hey! Say! JUMP)も出演。若手からベテランまで多彩な顔ぶれがそろい、それぞれの立場で日々“戦う”姿が生き生きと描かれています。

最終回に視聴者が困惑した理由とは

視聴者が驚きを隠せなかった本作の最終回。最終回では伏線を回収しきれないままストーリーが加速し、閉店する書店の“お泊まり企画”や、ライバル企業による“従業員の全員救済”、さらに、主人公の唐突な結婚式シーンまでが盛り込まれ、なぜいきなり?と困惑する声も…。

書店を舞台にした女性バディ物語という挑戦的なテーマだっただけに、惜しまれる結末となりました。

SNSには、「打ち切りなの?」「麻友ちゃんの可愛さがわからない人がそんなにいるの?」「え、ウソでしょ…」という驚きの声や、「せっかくおもしろくなってきたところなのに」「書店の必要性や、それを大切にしたい気持ちが伝わってきたドラマだった」「今でも大好き」「最終回、最高だった!」と称賛の声も寄せられています。

なぜ舞台は“書店”だったのか…原作者の思いとは

原作者の碧野圭さんは、PHPでのインタビューで以下のように語っています。

女性ふたりの「相棒(バディ)もの」を書きたい、というアイデアが最初にあった。
出典:『書店ガール』 PHP

書店を舞台に選んだのは、出版業界での経験と本への深い愛着があったから…。そんな碧野さんの思いが詰まった本作をぜひご覧になってみてください。


※記事は執筆時点の情報です



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