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どうやって計算するか覚えてる?「1.5×0.4」→暗算できる?

  • 2025.7.22
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今回は小数どうしの掛け算に挑戦しましょう。小数どうしの掛け算は、答えの小数点の位置を間違いやすいものですが、あるポイントに注目することでグッと計算しやすくなります。

特定の数を含む掛け算の解き方をまとめていきましょう。

問題

次の計算をしなさい。
1.5×0.4

今回注目するのは1.5の方です。

解説

この問題の答えは「0.6」です。

この問題を筆算で解くと、小数点の位置を間違えてしまう可能性があります。

そこで、今回は掛け算に使われている数字に注目してスピーディーに解いていきます。注目するべき数は「1.5」です。

1.5と何かの掛け算は分配法則を使うことで、

1.5×a
=(1+0.5)×a
=1×a+0.5×a
=a+0.5a

とすることができます。0.5を掛けることは、半分を求めることと同じでしたね。もちろんこれ以降も計算は可能ですが、あえてここで止めることで「1.5を掛ける=相手の数+相手の数の半分」という構図が成り立ちました。

<1.5を含む掛け算>
相手の数とその半分を足した値が答えになる。

つまり、今回の問題は0.4とその半分を足した値が答えになるということです。

では、0.4の半分を計算して答えを出していきましょう。先ほどの計算のaを0.4に見立てます。

1.5×0.4
=0.4+0.5×0.4
=0.4+0.2
=0.6

0.4の半分は0.2とすぐに分かりますので、答えを楽に出すことができました。

まとめ

今回は1.5を含む掛け算においてスピーディーに解くためのポイントを紹介しました。

1.5倍の計算は、社会人になって仕事をするうえでも登場頻度が高い計算かもしれません。サラッと計算できたらかっこいいですね。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):うおうお
数学の教員免許を所持。個別指導・集団指導の学習塾で数学の講師として小学生から高校生までの指導や、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深堀して楽しく伝えている。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。


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