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「愛情なんてあるもんか」夫のDVから救ってくれた親友。でも家族で暮らしたい私は?<夫を捨てます>

  • 2025.6.6

デザイン事務所に勤めているみゆきさんは、1歳の息子・れんとくんと、夫・シュンさんとの3人家族。育児や家事のことで夫から罵倒される日々に苦しんでいたみゆきさんは、その生活から抜け出すため、育休明けの復職を目指して保活に励むも、認可保育園の選考に落選。
仕事を諦めたくないみゆきさんでしたが、認可外保育園への入園を夫にを却下されてしまいます。さらに夫は、みゆきさんの仕事や育児、家事のすべてを否定。結局、みゆきさんは仕事を辞め、夫に怯えながら暮らすようになります。
みゆきさんが専業主婦になると夫は、みゆきさんから全財産を取り上げ、育児や家事のクオリティ次第で給料を出すという理不尽なシステムを導入。生活費もほとんど渡されず、みゆきさんは、自分のごはんすらまともに食べられない生活を強いられます。
そんなとき、親友・ももこさんがみゆきさんの退職を聞きつけ、自宅にかけつけてくれます。ももこさんにDVを指摘されたみゆきさんは、夫から避難するために、ももこさん宅に身を寄せますが……。

親友の家に泊まった次の日

ももこの気遣いで、私は久しぶりにゆっくり眠ることができました。

ももこさんの家で一晩を過ごしたみゆきさんは、翌朝、夫と話し合うために家に帰りたいと言います。

夫が変わってしまったのは自分のせいで、「彼が昔みたいに戻ってくれて、れんとと3人で仲良く暮らすこと」が一番の願いだと言うみゆきさん。

みゆきさんの気持ちを聞いたももこさんは、みゆきさんは洗脳状態にあると考え、自分が嫌われ役になってでも帰宅を止めようと決意し、「帰すわけにはいかない!」と語気を強めるのでした。

シュンさんからのDVによる洗脳は、一晩離れただけで解けるものではないようです。時間をかけてゆっくりと染み込んだ考え方は、なかなか自力で正せず、みゆきさんのように負のループにはまってしまうこともあります。

だからこそ、「大切なのは周りの人間が根気強く支えること」と、ももこさんが言うように、DV被害を受けている際は周りの助けが必要不可欠。ももこさんの助力で、1日でも早くみゆきさんの目が覚めることを願うばかりです。

つらいときは遠慮せずに周囲に助けを求めましょう。頼れる人が思い当たらない場合は、専門機関に相談してみてください。相談窓口をいくつかご紹介します。

※よりそいホットライン(一般社団法人 社会的包摂サポートセンター)
ガイダンスで専門的な対応も選べます(外国語含む)
0120-279-338 つなぐ ささえる(フリーダイヤル・無料)
岩手県・宮城県・福島県から 0120-279-226 つなぐ つつむ(フリーダイヤル・無料)

※こころの健康相談統一ダイヤル
電話をかけた所在地の都道府県・政令指定都市が実施している「こころの健康電話相談」等の公的な相談機関に接続します。
0570-064-556 ※相談対応の曜日・時間は都道府県によって異なります。

※DV相談ナビ
全国共通の電話番号(#8008)に電話をすると、お近くの都道府県配偶者暴力相談支援センターにつながります。
#8008(はれれば)※相談対応の曜日・時間は都道府県によって異なります。


著者:マンガ家・イラストレーター くまお

ベビーカレンダー編集部

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