1. トップ
  2. 「こんなにも怒りが湧いた映画はない」“恐ろしいほど生々しい描写”に憤慨する視聴者も…“圧倒的リアリティ”で魅せた名映画

「こんなにも怒りが湧いた映画はない」“恐ろしいほど生々しい描写”に憤慨する視聴者も…“圧倒的リアリティ”で魅せた名映画

  • 2025.8.11

映画やドラマ作品の中には、リアリティを追求するあまり過激なストーリーや描写が多く存在する作品がありますが、みなさんの中にも過激なストーリーやシーンを見て、視聴後に大きな衝撃を受けた作品があるのではないでしょうか。

そこで今回は元気がある時に見てほしい邦画を5作品ご紹介します。本記事では第5弾として、映画『鬼畜』(松竹)を取り上げさせていただきます。ぜひ最後までご覧ください。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です。
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます。

映画『鬼畜』はどんな作品?

undefined
岩下志麻(C)SANKEI
  • 作品名(配給):『鬼畜』(松竹)
  • 公開日:1978年10月7日

映画『鬼畜』は1978年に上映された映画作品で岩下志麻さん、緒形拳さん、小川真由美さん、岩瀬浩規さんが出演されています。故・松本清張さんの短編小説『鬼畜』(文藝春秋)が原作で、知り合いの検事から聞いた実話をもとに書き下ろされた作品です。それを故・野村芳太郎さんが映画化しました。

あらすじ

東京で印刷業を営む竹下宗吉(緒形拳)は、妻のお梅と共に忙しい毎日を送っていた。ある日、かつての愛人・菊代(小川真由美)が3人の子どもを連れて突然訪ねてくる。彼女は「もう子どもたちを育てられない」と宗吉に訴え、子どもたちを置いて去ってしまう。

突然始まった、見知らぬ3人の子どもたちとの生活。宗吉は戸惑いながらもなんとか面倒を見ようとするが、子どもを持たないお梅は冷たくあたり、家の中には不穏な空気が漂い始める。

やがて、貧しい暮らしと子どもたちへの重圧が夫婦の関係を追い詰めていく。宗吉は「このままでは全員共倒れになる」と苦悩しながら、ある決断を下す――。

“児童虐待”をリアルに描いた日本の名作映画『鬼畜』

映画『鬼畜』は“児童虐待”のシーンが多々存在し、その描写がかなりリアルであるため、SNSでは「観ていてこんなにも怒りが湧いた映画はない」など、作品に衝撃を受け、怒りを覚えたという声が上がっています。

特に、夫の隠し子たちを育てることになるお梅役を演じた岩下志麻さんの演技が非常にリアルで、「岩下志麻の見事な虐待シーンの数々」「怖いよ」などの声が見られました。名女優である岩下志麻さんの演技力の高さから、多くの視聴者に衝撃と恐怖を与えた作品であったことがわかります。

また本作品では実際に子どもに対する虐待シーンが描かれますが、子役たちも岩下志麻さんの演技に引けを取らず名演技を見せており、子役たちを高く評価する声も多く上がりました。

映画『鬼畜』をぜひご覧ください!

今回は1978年に上映された映画『鬼畜』をご紹介させていただきました。公開当時から話題を呼んだ映画『鬼畜』ですが、現在も衝撃作として多くの人の記憶に残っており、それは監督や脚本家、俳優らが力を合わせて作り上げた最高傑作だからだと言えるでしょう。気になる方はぜひ映画『鬼畜』を視聴してみてください。


※記事は執筆時点の情報です。