矢作「１０分間何も喋らなかった」『めちゃイケ』収録中、待ち時間が長すぎて激怒した【大御所芸人】とは？

人気芸人たちが次々とブレイクのきっかけをつかんだ伝説的バラエティ『めちゃ2イケてるッ！』。そのなかでもとくに話題となった名物コーナー“笑わず嫌い王決定戦”で、お笑いコンビ・おぎやはぎが“運命を変えた”と語るほどの出演回に、忘れられないハプニングがあったことが明かされました。

なんと大御所芸人が激怒し、出番中に10分間無言を貫いたという衝撃のエピソードです。

『めちゃ2イケてるッ！』収録中、待ち時間が長すぎて激怒した大御所芸人とは？

さてここでクイズです！

『めちゃ2イケてるッ！』収録中、待ち時間が長すぎて激怒した大御所芸人とは？

ヒント…

①昭和・平成のテレビ界で活躍した上方芸人

②ギターと艶歌で知られる“異色の落語家”

「１０分間何も喋らなかった」

答えは…月亭可朝さんです。

2023年8月16日放送のテレビ東京系『あちこちオードリー』に出演したおぎやはぎ・矢作兼さんは、自身らのブレイクのきっかけとなった『めちゃ2イケてるッ！』での“事件”を回顧しました。

『笑わず嫌い王決定戦』でブレイクしたと振り返る矢作さんは、忘れられない出来事として、月亭可朝さんとの収録を挙げました。「俺らの前に月亭可朝さんがいて。『めちゃイケ』ってすごい待たされるじゃん？ 夜中の2時くらいになって、（月亭可朝さんが）キレちゃって。出番で出てきたんだけど、横になって10分間何も喋らなかったの」と語ります。

スタジオには異様な空気が流れ、ナインティナインの2人もなんとかその場を盛り上げようと努力したそうですが、「ナイナイさんも顔を引きつりながら、どうにか笑いにしようとしたんだけど、何にも反応しなくて。じゃあ、お帰りいただきましょうとなって」と、まさかの“放送事故寸前”の事態に。

おぎやはぎの出番は、その直後だったとのこと。「ナイナイさんも一生懸命頑張ってくれてんの。でもうまくいかなくて」と語る矢作さんに対し、当時共演していたくりぃむしちゅーとさまぁ〜ずが「大丈夫だから。明るくいこう。おぎやはぎなら大丈夫だ」と声をかけてくれたといいます。

「全然仲良くないんだよ？ 初めて会うくらいの」と笑う矢作さん。しかしその言葉で冷静さを取り戻し、無事ネタを披露。「結果ウケてさ。『笑わず嫌い王決定戦』のあとから仕事が増えた気がする」と語り、小木博明さんも「そうそう、そうだね」と深くうなずいていました。

エピソードを知るとより好きになるかも！

人気番組『めちゃ2イケてるッ！』の裏には、芸人たちが体験した数々のドラマが存在していました。月亭可朝さんの“沈黙の10分間”という異例の出来事を前にしても、プロとしてそのあとを引き継いだおぎやはぎの姿勢には、芸人としての覚悟が垣間見えます。

そしてそのピンチが、結果的には2人のブレイクをあと押しした瞬間でもありました。笑いの世界の裏側には、こうしたギリギリの駆け引きがあるのかもしれません！