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結婚式で「直接謝罪しました」出欠確認の“返信ハガキ”に新婦が大爆笑したワケ

  • 2025.6.26

最近では、結婚式の出欠確認をウェブ上で行うケースも増えてきました。それでもなお、返信ハガキという形を大切にする新郎新婦も少なくありません。手書きで想いを伝えることで、形式的なやりとり以上の温かさや、その人らしさが感じられるという声も多くあります。ただ時には、その返信ハガキが思いがけず“個性全開”の一枚になることもあるようです。

今回は、05_x(@05x)さんが、2025年2月にX(旧Twitter)へ投稿して話題になった「新郎を怖がらせた異彩の結婚式返信ハガキ」について紹介します。

いったいどのようなハガキなのでしょうか?

気になる投稿が、こちら!

全体が黒一色に塗りつぶされた返信ハガキ。その中には白い枠で囲まれた、謎めいたメッセージがちりばめられています。「はこにわの楽園であいしあおう」や「セピアに残った感情を押し殺し歩き出す」といった、まるで詩の断片のようでありながら、どこか暗号めいた印象の文言。これらの言葉がバラバラに散らされているため、何を意味しているのか一見すると判別できません。

しかし、「出席」の部分だけはかろうじて誰の目にも分かるようになっているため、結婚式に参加してくれるということだけは伝わってきます。それ以外の部分は謎のままで、ミステリアスな文章が並ぶばかり…。

実はこれ、投稿者さんと新婦が応援しているビジュアル系バンド「PIERROT」の歌詞なのだとか。投稿者さん曰く、約20年前に解散したバンドですが、今年に入って有明アリーナ、Kアリーナ横浜で衝撃の復活ライブを行い、今また再注目を集めているのだそうです。お二人は結婚式から3年経った今年、約20年ぶりにライブに一緒に行くなど、共通の趣味を通じて絆を深めているとのこと。そんな大好きなバンド愛が溢れたこの返信ハガキには、新婦に向けた思いがたくさん込められていて、二人の仲の良さが感じられますよね。

ただ、投稿者さんが「新郎怖がらせてすまんかった」と書いているように、何も知らなければ驚いてしまう、かなり個性的な返信ハガキです。この状況を想像すると、つい笑みがこぼれてしまいますね。

喜ぶ新婦、怯える新郎、前代未聞すぎる返信ハガキの真実

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出典:05_x(@05x)さん

---とても個性的な返信ハガキですね!このような仕様にした経緯をお聞かせください。

新婦である友人と知り合ったきっかけがPIERROTというビジュアル系バンドだったので、その歌詞と世界観を表現した返信にしようと思いました。2人の未来を祝福するような歌詞を探したのですが、何せ絶望を歌うビジュアル系なもので適したものが少なく、友人が好きな曲や定番曲なども混ぜました。

---独特な世界観を返信ハガキに込めるなんて、すごく個性的で心に響きますね!絶望をテーマにした歌詞の中から、祝福のメッセージを探すのは確かに難しそうですが、そこに友人の思い入れが詰まってるのが伝わってきます。特にこだわった部分はありますか?

返信ハガキに印刷されている文字をそのまま使っているところと、友人の好きな上手ギターの名前で替え歌にしているところがポイントです。

---とても工夫されていますね…!ご友人はどんな反応でしたか?また、新郎様は何とおっしゃっていたのか聞きましたか?

友人はめちゃくちゃ喜んでくれたし、見た瞬間大爆笑したそうです。新郎は「この子どんな子…?」と怖がっていたそうなので、式では直接謝罪しに行きました。ちなみにウエルカムボードのイラストも担当させてもらっていたのですが、そちらは普通の明るいイラストを描いています。

---それはとても面白いですね。新郎新婦の反応のギャップが最高で、とてもほほえましいです!ウエルカムボードは普通の明るいイラストという点は、きちんと新郎新婦の雰囲気も考えていて、すごく配慮が感じられ素敵です。

手書き返信ハガキに込めた祝福と大切な想い

こちらの投稿には、このようなコメントが寄せられていました。

初コメです
素敵です!
めっちゃテンション上がりますが家族はびびるかもですねw
自分が昔描いた絵にとても似てる様な気がして、特有の文字アートのスタイルなのかなと思いました

手書きならではの返信ハガキは、祝福の気持ちだけでなく、新郎新婦に向けた特別なメッセージを伝える大切な手段だと改めて感じさせられるエピソードでした。単なる出欠の連絡以上に、温かい思いが込められた一枚一枚が、結婚式をより特別なものにしているのでしょう。

取材協力:05_x(@05x)さん