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どうやって計算するか覚えてる?「0.3^3」→正しく計算できる?

  • 2025.6.28
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大人になってから計算問題を解く機会はグッと減ってしまいますね。中でも、累乗の計算問題は最後に解いたのが学生の頃という方が多いかもしれません。

今回は累乗の計算の中でも少し計算レベルが上がる小数の累乗に挑戦しましょう。忘れていたことを思い出せるかもしれませんよ。

問題

次の計算をしなさい。
0.3^3

※当メディアでは、「2の3乗」のような累乗を「2^3」と表記します。

小数点に気を付けて計算しましょう!

解説

この問題の答えは「0.027」です。

まずは累乗の言葉の意味から振り返りましょう。

累乗>
同じ数を何度か掛けることを累乗という。掛ける回数は、「^」の後ろ、もしくは数字の右上にある数が示す。
例:2^3=2×2×2

つまり、今回の場合は「0.3^3=0.3×0.3×0.3」を計算することで答えを求めることができます。

ただし、小数を何度も掛けるのは骨が折れる作業なので分数に直す工夫を行います。

0.3は1を10個に分けたうちの3つ分と捉えることが出来るので、分数にすると3/10とできますね。

0.3=3/10

この考え方の他にも、答えが0.3になる割り算から考える方法もあります。a÷b=a/bという割り算と分数の関係を利用して、「0.3=3÷10=3/10」とすることもできます。

では、問題を解いていきましょう。

  0.3^3
=(3/10)^3
=(3×3×3)/(10×10×10)
=27/1000
=27÷1000
=0.027

実際に計算してみると分かりますが、小数のままよりも分数を挟むことでかなり計算しやすくなっています。

まとめ

累乗は掛け算の仲間で、同じ数を何度か掛けていく計算方法でした。

小数の場合は分数を経由して掛けていくことで、計算自体の難易度を大きく下げることができますよ。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):うおうお
数学の教員免許を所持。個別指導・集団指導の学習塾で数学の講師として小学生から高校生までの指導や、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深堀して楽しく伝えている。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。


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