どこから計算するのが正解？「20+250×0.2」→5秒でチャレンジ

小数を含む計算問題なので少し難しく感じてしまうかもしれません。

しかし、日常でも役立つかもしれない、あるポイントを知っていればあっという間に解くことができます。

今回はぜひ、使いこなすと数字に強くなるポイントを覚えていってください。

問題

次の計算をしなさい。
20+250×0.2

後半の掛け算に時間がかかってしまいそうですね。どんな工夫をすればよいでしょうか。

解説

この問題の答えは「70」です。

0.2を掛ける計算が厄介なので、0.2を含む計算を工夫するポイントを紹介します。

＜0.2を含む計算＞
・□×0.2=□÷5
・□÷0.2=□×5

□×0.2は□の20パーセントを求める計算でもあるので、スーパーなどで活用できるかもしれませんね。

0.2と5は全く無縁のように見える数字ですが、しっかりと理屈も理解することで覚えやすくなります。

まずは、0.2という小数のままだと計算しにくいので、2/10=1/5という分数にしておきます。

そして、以下の分数と割り算の関係を使うことで、上記のような式の変形が可能になります。

＜分数と割り算の関係＞
・△÷a=△×1/a
aと1/aはそれぞれ逆数の関係。
※逆数はお互いで掛けると1になる数のこと。

これらの関係を利用して、□×0.2を式変形すると以下のようになります。

  □×0.2
=□×1/5
=□÷5

同様にして、

  □÷0.2
=□÷1/5
=□×5

となります。

では、改めて問題を解いていきましょう。

  20+250×0.2
=20+250÷5
=20+50
=70

「250×0.2」を普通に計算するよりも、ずいぶん楽に計算できるような気がしますね。

まとめ

この計算方法をマスターしておけば、さまざまな場面で役に立ちそうですね。

また、5で割る・5を掛けるという計算は計算しやすい数字設定なので、ミスも減らすことができそうです。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。

---

---

文（編集）：うおうお
数学の教員免許を所持。個別指導・集団指導の学習塾で数学の講師として小学生から高校生までの指導や、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深堀して楽しく伝えている。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。

---

もう一問挑戦！