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小学生でも分かる問題にチャレンジ!「702÷6÷9」→正しく計算できる?

  • 2025.7.2
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今回の問題は三桁の数を含む割り算です。

ただし、割り算は二回計算しなければいけません。

小学生の頃に解いたことのあるような問題ですが、おそらく当時は普通に割り算を二回計算して解いていたのではないでしょうか。

今日は大人らしくスマートに一回だけの割り算で済むように工夫して解いてみましょう。

問題

次の計算をしなさい。
702÷6÷9

どうやったら割り算を一つにまとめられるか、工夫してみましょう。

解説

この問題の答えは「13」です。割り算を一つにまとめて計算してみましょう。

702÷6÷9
=702÷54
=13

見慣れない計算ではあるものの、一度の割り算で済むので計算しやすいですね。

ですが、どうしてこのような式変形になるのでしょうか。繁分数というものを使いながら振り返ってみましょう。

〈繁分数〉
分数の分母もしくは分子、またはその両方に分数が含まれている分数を繁分数(はんぶんすう)という。
〈割り算と分数の関係〉
a÷b=a/b

二つの割り算を一つにまとめる式変形に注目したいので、□を使って簡略化します。

□÷6÷9
=□/6÷9
=(□/6)/9→分子が□/6、分母が9の繁分数

ここから分母の9を払うために分母、分子ともに1/9を掛けます。

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よって残るのは

(□/6)×(1/9)
=□/54
=□÷54

となります。

まとめ

今回は繁分数を使いながら二つの割り算を一つにまとめる方法を復習しました。

一度、この途中計算を理解出来ればどんどん省略していくことも可能です。

割り算をまとめることで計算しやすくなるのでおすすめですよ。

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):うおうお

数学の教員免許を所持。個別指導・集団指導の学習塾で数学の講師として小学生から高校生までの指導や、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深堀して楽しく伝えている。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。