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2025年春夏、ランウェイから読み解く8つのトレンド──今すぐ取り入れたい最旬アイテムを厳選!

  • 2025.5.20

1.ネオ・フェミニン

(中央)ロエベ(右上から時計回り)マリーナ・モスコーネ、エルデム、マックイーン、ヴァレンティノ
(中央)ロエベ(右上から時計回り)マリーナ・モスコーネ、エルデム、マックイーン、ヴァレンティノ

この春夏、主役にしたいのは、ロマンティックさと芯の強さを併せ持つフェミニンスタイル。フリルやラッフル、ティアードやペプラムなどの立体的ディテールが、動きに合わせて軽やかに揺れ、華やかさを引き立てる。なかでも注目は、腰位置にボリュームをもたせたカスケードライン。パステルピンクやレモンイエローのような甘めの色も、グレーやネイビーと合わせれば、洗練された印象に。“可愛い”だけじゃない、強さと軽やかさを纏うネオ・フェミニンを、自分らしく楽しんで。

2.夏を呼び込むマリンスタイル

(中央)ミュウミュウ(右上から時計回り)プラダ、プロエンザ・スクーラー、トリーバーチ、ラバンヌ
(中央)ミュウミュウ(右上から時計回り)プラダ、プロエンザ・スクーラー、トリーバーチ、ラバンヌ

今季は、海辺の週末にインスパイアされたマリンテイストのアイテムが勢ぞろい。キーとなるのは、ネイビー×ホワイトのセーラーストライプ、軽やかなコットン素材のスカートドレス、そして、どこかレトロでギークなムードを漂わせるボーダー柄。クラシックでありながら、どこか今っぽさも感じさせるボーダーは、カジュアルに着こなしても品よくまとまるのが魅力。リゾートでも街でも活躍する、夏の装いにぴったりのアクセント。

3.軽やかなアウターで魅せる、春夏の“レイヤー上手”

(中央)グッチ(右上から時計回り)ボッテガ・ヴェネタ、ミュウミュウ、プラダ、ロエベ
(中央)グッチ(右上から時計回り)ボッテガ・ヴェネタ、ミュウミュウ、プラダ、ロエベ

2025年春夏のランウェイに広がっていたのは、オリンピックイヤーの高揚感を映し出すような、スポーティなエネルギー。フィット感のあるジップアップジャケットや、チェックの裏地が効いたウィンドブレーカーなど、軽快なアウターが多彩に登場した。ミュウミュウMIU MIU)ではクラシックなナイロンジャケットを現代的に再解釈。朝晩の寒暖差が気になる春先や、夏の終わりから秋にかけて――そんな“あいまいな季節”をしなやかに乗り切るために、どんな季節でも頼れる一着をワードローブに迎えて。

4.春に映える“チェック”

(中央)ザ・ロウ(右上から時計回り)カルメイヤー、ボッテガ・ヴェネタ 、トッズ 、アクネ ストゥディオズ
(中央)ザ・ロウ(右上から時計回り)カルメイヤー、ボッテガ・ヴェネタ 、トッズ 、アクネ ストゥディオズ

秋冬の定番柄だったチェックが、この春夏は軽やかな色彩でアップデート。ベージュやグレーをベースに、淡いブルーやイエローを差した配色は、重くなりがちなパターンをぐっと今っぽく見せてくれる。オーバーサイズのコートや、一枚でサマになるドレス、グラフィカルなトップなど、今季はアイテムもバリエーション豊富。クラシックなチェックを、もっと軽やかに楽しんで。

5.ヴィンテージ気分で楽しむ柄ミックス

(中央)ヴェルサーチェ(右上から時計回り)ヴァレンティノ、グッチ、ミュウミュウ、ドリス ヴァン ノッテン
(中央)ヴェルサーチェ(右上から時計回り)ヴァレンティノ、グッチ、ミュウミュウ、ドリス ヴァン ノッテン

レトロなプリントを重ねた、大胆なスタイリングが目を惹いた今シーズンのランウェイ。柄on柄にちょっと抵抗があるなら、まずはグラフィック柄のトップスやスカートを一点だけ取り入れてみて。ヴィンテージライクな一着を選べば、それだけで今っぽさが漂う。

6.ミニマルに映える、クラフトの温もり

(中央)ケイト(右上から時計回り)ディオティマ、カルヴェン、アライア、プロエンザ・スクーラー
(中央)ケイト(右上から時計回り)ディオティマ、カルヴェン、アライア、プロエンザ・スクーラー

今季のミニマルスタイルは、ただ“シンプル”なだけではない。フリンジやクロシェといったクラフト感のあるディテールが加わることで、装いにやわらかな表情と奥行きが生まれている。直線的で無駄のないシルエットに、手仕事のような質感を添えることで、ミニマルの美意識はそのままに、ぐっと立体的に。静かな存在感を放つ、そんな1枚をワードローブに加えて。

7.彫刻を想わせる新たなプロポーション

(中央)ヴィクトリア・ベッカム (右上から時計回り)バリー、トッズ、ロエベ、イッセイ・ミヤケ
(中央)ヴィクトリア・ベッカム (右上から時計回り)バリー、トッズ、ロエベ、イッセイ・ミヤケ

今季のランウェイで目を引いたのは、彫刻を想わせる構築的なシルエット。アシンメトリーに広がるラインや大胆なボリュームが、シンプルな装いにモードなエッジを添えている。白Tシャツやウエストを絞ったジャケットなどの定番アイテムも、プロポーションを変えるだけでぐっと印象的に。ディテールにひと工夫ある一着を選んで、周りとさりげなく差をつけて。

8.進化するビジネススタイル

(中央)サンローラン(右上から時計回り)ステラ マッカートニー、バリー、ボッテガ・ヴェネタ、トリーバーチ
(中央)サンローラン(右上から時計回り)ステラ マッカートニー、バリー、ボッテガ・ヴェネタ、トリーバーチ

これまでの“緊張感ある仕事服”から、少し肩の力を抜いたテーラリングへ。2025年春夏のランウェイでは、ドロップショルダーやペプラムラインで描くやわらかなシルエットや、80年代を思わせるオーバーサイズのセットアップが数多く登場。なかでも印象的だったのが、サンローランSAINT LAURENT)のクラシカルなスーツスタイル。アンソニー・ヴァカレロは「コントロールとパワーを表現したかった」と語り、創業者イヴ・サンローランの哲学に回帰するかのようなルックを披露した。

Text: Madeline Fass, Talia Abbas, Laura Jackson Adaptation: Saori Yoshida

From: VOGUE.COM

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