美しい大講堂を見に「塩竈市杉村惇美術館」へ　昭和レトロな建物でアートなひととき

こんにちは、地域特派員の由雅yugaです。

先日、塩竈市に立ち寄る機会があり、以前からネットで見かけてとても心惹かれていた「塩竈市杉村惇美術館」さんへ行ってきました。レトロな建物のちょっと懐かしい雰囲気の中、アートな気分に浸れるとても素敵な場所でしたので、ご紹介しまーす！

鹽竈神社東参道前からすぐ

場所は、鹽竈神社東参道前からすぐのところです。

鹽竈神社東参道前の通りから南に小路を入ると、休日のこの日、通り沿いのお店の前も賑わっていました。 その賑わいを横目で見ながら、道なりに坂道を上った右側に、見えてきました！ 懐かしい感じの建物。お目当ての「塩竈市杉村惇美術館」です。

駐車場は建物前に数台分あります。見晴らしのよい場所で、気分が上がります♪

昭和26年竣工の趣ある建物

公民館と美術館が併設されたこちらの施設。 2階の美術館以外は入場無料とのことで、さっそく見学に。磨き抜かれた床が気持ちいい。

天井の照明もレトロで素敵です。塩竈市有形文化財指定、第36回東北建築学会賞受賞（平成28年）の見事な建物です。

まずはネットで見て気になっていた大講堂（1階）へ行ってみました。 この大講堂は昭和32年に増築されたものだそう。パンフレットの説明によれば、屋根高9.7m、天井高8.4m。「木骨編板構造」の逆さ懸垂曲線で、大空間が構成されています。

誰もいない静かな空間。洗練された中に、なぜかあたたかさを感じました。

廊下には歴史を感じる資料なども展示されています。

黒光りする階段を上がって2階へ

階段は黒光りしていて、ところどころすり減っている箇所があり、経てきた年月を物語っているようです。 素敵なサロンもあり、趣があります。

常設展

杉村惇氏は塩竈市ゆかりの洋画家。 ホームページには「静謐で重厚な杉村氏の世界の魅力をご堪能ください」とありました。 常設展の観覧料は、一般300円、高校生150円、中学生以下無料です。

展示室の中には、凛とした空気が流れ、静物画を中心とした作品の数々を見ていると、研ぎ澄まされた世界の中で、自然と心が落ち着いてきます。

お土産コーナーも

美術館の受付の前では、オリジナルのポストカードやマスキングテープも販売されていました。記念に良いですね。 他にもアロマや作家の陶器、布バッグ、フラワーベース、書籍など。アートがあふれています♪

1階ロビーに「塩竈本町談話室」

ちょっと一息入れたくなり、1階の談話室（カフェ）におじゃましました。

「塩竈本町談話室」。 この日はJAZZが流れていました。お聞きすると、その日その日でBGMのジャンルは変わるそうです。

オレンジジュースを注文。コインチョコが添えられていて、ちょっと嬉しい♪

メニューは他に、ビールやコーヒー、ローズ・レモネードと魅力的です。 「ミモザ」のカクテルメニューは、限定メニュー。今回おじゃました日は鹽竈神社などでイベントが行われており、その関連メニューとのことでした（通常は提供していないそうです）。

焼き菓子やミックスナッツもありますね。テイクアウトもOKとのことです。

お土産に、コーヒーのドリップバッグ、メレンゲ（塩竃の藻塩使用）、サブレなどを購入できます。

本を借りて読めるスペース

本も販売していました。

お店の方にお聞きしたら、気になった本は「その場で読んでもOK」とのこと。 なんと、喫茶利用しなくても、購入しなくても、置いてある本を談話室で自由に読めるんです！ やさしさにあふれた空間でした♪

港町塩竈の奥深い魅力を再発見

思いがけず温かな空間とも出合え、塩竈の魅力も再発見。心躍るアートなひとときとなりました。 JR仙石線「本塩釜」駅から歩いて10分ほどの「塩竈市杉村惇美術館」。青葉の季節のまち歩きに、皆様もいかがでしょうか。

DATA

塩竈市杉村惇美術館

宮城県塩竈市本町8-1

電話 022-362-2555

開館時間 10:00～17:00（入館受付は16:30まで）

休館日 月曜日（祝日・振替休日の場合はその翌日。ＧＷ等の長期連休の場合は除く）、年末年始

アクセス JR仙石線「本塩釜」駅から徒歩約10分、JR東北本線「塩釜」駅から徒歩約20分

駐車場 有 塩竈本町談話室（上記館内）

営業時間 11:00～17:00（L.O.16:30）

定休日 月・火曜日

https://sugimurajun.shiomo.jp/