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【富岡佳子さんスペシャルインタビュー中編】あらゆる洋服を着続けてきた富岡さんの“マイ定番”と今春“挑戦したいアイテム”とは?

  • 2025.5.13

富岡さんが雑誌やインスタグラムで披露する、モードとコンサバの匙加減が絶妙なファッションセンスは同世代の憧れ。キャリアを重ねたからこそ、たどり着いた自分らしいスタイルやセオリー、定番アイテムを紹介します。  

お話を聞いたのは
モデル
富岡佳子さん
1969年生まれ。19歳でモデルデビュー。女性誌を中心にテレビや広告等で活躍。2025年春まで8年半にわたり『eclat』の表紙キャラクターを務めた。ファッションセンスには定評があり、大人の女性に支持されている。

Instagram@yoshikotomioka

【マイ定番】少数精鋭のワードローブに欠かせないのはシャツとデニム

年々クリアになる自分らしいスタイル

「おしゃれをすると気持ちが前向きになる。出かける距離も自然と伸びると思うんです。おしゃれとは着飾ることではなく、着こなすこと。自分自身を表現するアイデンティティのひとつです。だからいくつになっても自分らしく、コーディネートを楽しんでいたい」 年齢とともに洋服との向き合いかたが変わり、好きなスタイルがどんどんクリアになっているとも。
「娘が小学生になった40代前半は、『再びおしゃれができる!』と嬉しくて、トレンドを貪欲に取り入れ、洋服もたくさん買っていました。40代後半になると、自分が本当に好きなもの、必要なものがわかり、取捨選択できるように。手に入れてきたものをふるいにかけ、『えっ、こんなに少ないの?』とびっくりされるくらい、少数精鋭のワードローブが完成しました。いまは私にとっての定番アイテム、デニムやシャツなどをアップデートしながら、自分らしいスタイルを楽しんでいます。頻繁に旅や登山に行くようになってから、アウトドアブランドの機能的なアイテムも取り入れるようになりました」 好きなのはパンツスタイル。きれいめをはくときはスニーカーではずし、デニムのときはきれいめの靴を合わせるのも富岡さん流のセオリーです。手に入れたものは大切にし、新旧アイテムのコーディネートを楽しんでいるそう。
「全身、トレンドアイテムで装う必要は全くないけれど、いまの気分をほんのひと匙加えることも大人のおしゃれには大切。それが鮮度を宿す秘訣かなと思います」

シャツ/ザ フランキー ショップ、デニム/ボッテガ ヴェネタ、バッグ/ジルサンダー、ピアス/ハム(両耳)、カルティエ(左耳)、リング/ポメラート、靴/ジルサンダー

※すべて富岡さん私物

パリで手に入れたシャツは、コットンの上にオーガンジーを重ねた凝ったデザイン。それぞれ1枚でも着られるのだとか。こんなひと捻りあるシャツにデニムスタイルが富岡さんの定番。

着心地と履き心地のよさも加わった! 最新・究極の定番アイテム3

少数精鋭のワードローブに欠かせない定番アイテムから、今年の春夏に活躍しそうなものたち。合わせやすい色のほか、軽い&着やすいといった疲れないことも大切な条件。

体にフィットする上質レザーバッグ

しなやかなフェザーライトナパを用い、より軽くやわらかくなったパズルバッグ。コーディネートの格を上げる洗練された色と、ハンドバッグにもクロスボディバッグにもなるデザインもお気に入り。バッグ/ロエベ

カジュアルななかにも品のあるフラットシューズ

デニムのときは歩きやすく上品なフラットシューズを合わせて。スエードのベージュやゴールドの靴は合わせやすく、特にこれからの季節に大活躍。右上から時計まわりに)クリスチャン・ディオール、ザラ、トッズ

 常にアップデートさせる白シャツ

定番の白シャツはまめにチェックし、常にアップデート。「娘と一緒に購入したユニクロ:シーのメンズのシャツは、オーセンティックなシルエットで汎用性抜群」。右から)ドリス・ヴァン・ノッテン、ユニクロ:シー※すべて富岡さん私物

【挑戦したいアイテム】カラースニーカーを利かせた、フレッシュなワントーンコーデ

カーディガン¥39,600/アルジット(アプローズジャパン)、パンツ¥71,500/トゥモローランド ビー(トゥモローランド 渋谷本店)、ピアス¥52,000、ブレスレット¥61,000/ともにトムウッド(トムウッド 青山店)、スニーカー¥18,700/ラコステ

「大好きなワントーンコーディネートに、いままでなら白いスニーカーを合わせていたところを、あえてビビッドな色のスニーカーを合わせてポイントにした着こなしが気になっています」。スニーカーはスポーツブランドから、カーディガンとパンツは春夏にこっくりとした茶色が着たいとセレクト。カーディガンは富岡さんの“好き”を形にするプロジェクト「アルジット」の新作。

撮影/野田若葉〔TRON 〕スタイリスト/村山佳世子 ヘア&メイク/美舟〔SIGNO 〕 モデル/富岡佳子 文/鈴木奈代 ※素敵なあの人2025年6月号『モデル富岡佳子さんスペシャルインタビュー 休むことなく走り続けてきた理由、いまの楽しみ、そしておしゃれのこと』より
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。
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この記事を書いた人 素敵なあの人編集部

「年を重ねて似合うもの 60代からの大人の装い」をテーマに、ファッション情報のほか、美容、健康、旅行、グルメなど60代女性に役立つ情報をお届けします!

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