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2026年春夏バルセロナ・ブライダル・ファッションウィーク発、最新ウエディングドレストレンド7

  • 2025.5.1

来る年のウエディングドレストレンドが発信されるバルセロナ・ブライダル・ファッションウィークは、世界30カ国以上から450ものブランドが参加する一大イベントだ。ランウェイやトレードショーで最新のデザインが発表されるのはもちろん、4月23日から26日(現地時間)にかけて行われた今年は新設のステージがお披露目され、一夜限りの特別なアワードイベントとヴィヴィアン・ウエストウッドVIVIENNE WESTWOOD)による初のブライダルショーが開催。会場となったヨーロッパ最大級のコンベンションセンター、フィラ・デ・バルセロナでも眩いばかりのコレクションがずらりと展示された。

各ブランドによって独自に解釈されたブライダルルックだが、いくつかのデザインは繰り返し登場した。今シーズン存在感を放った、その最旬スタイルをいち早くチェック。

1. プレタポルテ発のボーホーシック

ヨーランクリス 2026年春夏ブライダルコレクションより。
ヨーランクリス 2026年春夏ブライダルコレクションより。
コルタナ 2026年春夏ブライダルコレクションより。
コルタナ 2026年春夏ブライダルコレクションより。
イマクレ 2026年春夏ブライダルコレクションより。
イマクレ 2026年春夏ブライダルコレクションより。
ロレーナ パネア 2026年春夏ブライダルコレクションより。
ロレーナ パネア 2026年春夏ブライダルコレクションより。

通常のファッションウィークでも流行した“ボーホー”スタイルが、ついにブライダル業界でもトレンド入り。有機的なドレープ、流れるようなシルエット、あたたかみのあるティアードレースにフリンジのディテールは、ビーチやロマンティックなガーデンウエディングにぴったり。

2. 定番色ホワイトに代わるペールカラー

ミラ ノヴァ 2026年春夏ブライダルコレクションより。
ミラ ノヴァ 2026年春夏ブライダルコレクションより。
マルコ&マリア 2026年春夏ブライダルコレクションより。
マルコ&マリア 2026年春夏ブライダルコレクションより。
モリリー 2026年春夏ブライダルコレクションより。
モリリー 2026年春夏ブライダルコレクションより。
イザベル サンチス 2026年春夏ブライダルコレクションより。
イザベル サンチス 2026年春夏ブライダルコレクションより。

2026年は、混じり気のないホワイトよりもほのかに色づいたドレスが気分。白に縛られず、結婚式と披露宴を通してさまざまなカラーを楽しみたい花嫁に向けて、多くのデザイナーが色とりどりのルックを展開した。だが、ひと口にカラードレスと言っても、今季はビビッドな色合いよりも、グレー、ブルー、イエロー、ピンクといった柔らかなペールトーンが旬。純白のドレスに代わる、新定番スタイルになることだろう。

3. ベールいらずのケープガウン

ヨーランクリス 2026年春夏ブライダルコレクションより。<br />
ユリア・ロバコヴァ・クチュール 2026年春夏ブライダルコレクションより。
ユリア・ロバコヴァ・クチュール 2026年春夏ブライダルコレクションより。
ラケル ロペス 2026年春夏ブライダルコレクションより。
ラケル ロペス 2026年春夏ブライダルコレクションより。
エヴァ レンデル 2026年春夏ブライダルコレクションより。
エヴァ レンデル 2026年春夏ブライダルコレクションより。

昨年はスカーフが特徴的なルックが多かったが、2026年春夏のコレクションではドラマティックなケープを取り入れたデザインがそこかしこで見られた。独特なボリューム感と形がレトロなエレガンスを演出するだけでなく、ベールとロングトレーンの代わりにもなり、あらゆるブライダルスタイルにマッチする。コート風のタイプから可憐なレースのもの、グラマラスなオペラケープまでバリエーションも豊富。

4. テクスチャーが光る、新感覚の装飾

バイシャリ・S・スタジオ 2026年春夏ブライダルコレクションより。
VS - BBFW 25 LOOKBOOK - 3バイシャリ・S・スタジオ 2026年春夏ブライダルコレクションより。
ジ・アトリエ 2026年春夏ブライダルコレクションより。
ジ・アトリエ 2026年春夏ブライダルコレクションより。
ヴィヴィアン・ウエストウッド 2026年春夏ブライダルコレクションより。
ヴィヴィアン・ウエストウッド 2026年春夏ブライダルコレクションより。
ミラ ノヴァ 2026年春夏ブライダルコレクションより。
ミラ ノヴァ 2026年春夏ブライダルコレクションより。

ミニマルなスタイルが確実に旬を迎えているものの、今シーズンは装飾をふんだんにあしらった豪華なウエディングドレスも多数打ち出された。スパンコールやビジューでガウンに輝きをプラスするブランドもいれば、織りアップリケの有機的な質感で、ガウンのデザインを一味違う角度から引き立てるブランドもいた。

5. 女性らしいフォルムに釘付け。強調されたヒップライン

ワン フェン 2026年春夏ブライダルコレクションより。
ワン フェン 2026年春夏ブライダルコレクションより。
バッジェリー・ミシュカ 2026年春夏ブライダルコレクションより。
バッジェリー・ミシュカ 2026年春夏ブライダルコレクションより。
ジョリ・ポリ・クチュール 2026年春夏ブライダルコレクションより。
ジョリ・ポリ・クチュール 2026年春夏ブライダルコレクションより。
イザベル サンチス 2026年春夏ブライダルコレクションより。
イザベル サンチス 2026年春夏ブライダルコレクションより。

ウエストを強調するコルセットやシャープなショルダーラインなど、緻密に計算された構造のガウンは、シルエットを操り、ボディラインを引き立てることができる。今季はヒップ周りに着目してプロポーション遊びをするデザイナーが多く、ボーニングやパッド、チュールのオーバーレイでボリューム感を出したルックが目立った。ヒップをさりげなく強調する1着から、ランウェイ級の個性的なラインの1着まで、捻りの効かせ具合は実にさまざま。

6. 開放的なホルターネック

ジャンバティスタ ヴァリ 2026年春夏ブライダルコレクションより。
ジャンバティスタ ヴァリ 2026年春夏ブライダルコレクションより。
ヨーランクリス 2026年春夏ブライダルコレクションより。
ヨーランクリス 2026年春夏ブライダルコレクションより。
ワン フェン 2026年春夏ブライダルコレクションより。
ワン フェン 2026年春夏ブライダルコレクションより。
エヴァ レンデル 2026年春夏ブライダルコレクションより。
エヴァ レンデル 2026年春夏ブライダルコレクションより。

2026年春夏ブライダル・ファッションウィークを決定づけたシルエットのひとつが、ホルターネックだ。締め付けがなく、自由に動けることができるため、快適さも重視する花嫁に打ってけのデザインで、ほとんどのコレクションに少なくとも1着は見られた。

7. ランジェリーを昇華したレースドレス

ヴィヴィアン・ウエストウッド 2026年春夏ブライダルコレクションより。
ヴィヴィアン・ウエストウッド 2026年春夏ブライダルコレクションより。
イザベル サンチス 2026年春夏ブライダルコレクションより。
イザベル サンチス 2026年春夏ブライダルコレクションより。
ヨーランクリス 2026年春夏ブライダルコレクションより。
ヨーランクリス 2026年春夏ブライダルコレクションより。
シンベリン 2026年春夏ブライダルコレクションより。
シンベリン 2026年春夏ブライダルコレクションより。

ブライダル業界では鉄板素材のレースだが、今シーズンはクラシックなデザインよりも、ランジェリーを連想させるウエディングドレスが何着も登場。その大半は裏地がなく、ほどよい肌見せが気品と色気の両方を漂わせる。結婚式から二次会まで、あらゆる場面に映えるシアールックだ。

Text: Shelby Wax Adaptation: Anzu Kawano

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