妊娠と出産が原因？『脳静脈洞血栓症』を経験した女性…病気から学んだ大切なこととは…？

人の心の闇を描く、紙屋束実（闇落ち女子トーク）さん。自身や知人の体験談をベースとしたフィクション漫画を、ブログで発信しています。

ついに退院した女性。医師からいろいろな話を聞かされ…？

医師からのアドバイス

ワーファリン錠を、退院後も半年間服用することになった女性。これは血液をサラサラにしてくれる薬で、血栓予防薬として広く使われています。納豆を食べてさらに血液をサラサラにしようと考えた女性でしたが、納豆はワーファリンの効き目を弱めてしまうため、摂取を止められてしまいました。

また、女性が発症した「脳静脈洞血栓症」の原因は、おそらく妊娠・出産によるものだと医師から説明を受けます。妊娠によるさまざまな要因が重なり、運悪く脳内に血栓ができてしまったとのこと。血流をよくするために、水分を多めにとるよう指導されました。

子どもの頃から水分補給に無頓着だったという女性。しかし、水分をしっかりとることで、長年悩まされていた頭痛も解消。大病をきっかけに、こまめな水分補給の大切さにようやく気づいたといいます。

後遺症もなく、元の生活に戻ることができた女性は、お世話になった人や心配をかけた人たちに心から感謝するようになりました。かつてはモラハラ気質で育児にも無関心だった夫も、今では女性の水分摂取をしっかりチェックしてくれるほどには気にかけるようになったそうです。

女性の体調がすっかり回復して、本当に良かったですね。それだけ、水分補給が大切だということなのだと実感します。昔からの頭痛が治ったというのは、非常に大きな変化だったのではないでしょうか。大病はつらい経験だったと思いますが、それがきっかけで体質も改善され、夫婦関係も良い方向に向かったというのは、投稿元にあるようにまさしく「血栓のおかげ」かもしれません。

それにしても、義父が葬儀の心配をし、実父は孫のことばかり気にしていたとは…。大きな出来事があると、それに伴って喜びや悲しみ、さまざまな本音が見えてくるものですね。医療従事者への感謝、そしてこれまでにないほど心配して号泣してくれた夫。病気は、自分自身や周囲との関係を見直す、貴重な機会にもなったのかもしれません。

※実体験をもとにした創作漫画です

ブログ：紙屋束実（闇落ち女子トーク）