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『オペラ座の怪人』『キャッツ』を抑えた!“「劇団四季」でもっとも好きな作品”ランキング!第1位に「四季にしかできない」

  • 2025.4.15
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写真:photoAC(イメージ)

心に響く音楽、迫力あるダンス、鮮やかな舞台演出――。

数々の名作を生み出してきた劇団四季。特徴と言える「作品主義」はテレビや映画で知名度のある俳優を起用するのではなく、観客を感動させる技術と能力を持った俳優を公平なオーディションで選出します。俳優は作品を輝かせるために存在し、その逆ではないという考え方が徹底されています。

また、劇団四季の魅力は、徹底した作品へのこだわり、安定した高いクオリティ、そして観客に非日常体験…など多岐に渡ります。ミュージカル初心者でも楽しめるように工夫された演出や、親しみやすい作品群は、初めての方でも安心して足を運べる理由となっています。

では、その中でファンが「『劇団四季』の中でもっとも感動した」と印象深く残っているのは一体どの作品なのでしょうか?全国の20代〜60代の男女を対象にアンケートを実施、TOP3をランキング形式でご紹介します。

第3位:『オペラ座の怪人』(34票)

第3位に輝いたのは、世界中で愛され続ける名作ミュージカル『オペラ座の怪人』

19世紀のパリ・オペラ座を舞台に、怪人ファントムの切なくも狂おしい愛が描かれます。壮麗な舞台セットと美しい旋律が織りなす世界観は圧巻の一言。1986年のロンドン初演以来、世界40カ国180都市以上で上演され、累計観客動員数1億4500万人を超える史上最も成功したミュージカルの一つです。劇団四季版は1988年の日生劇場での初演以来、ロングランを続け上演8000回を達成。総観客動員数は790万人を誇ります。

迫力のある“影”の演出が素晴らしかった。歌もストーリーもよく、ぞわっとする箇所や涙ぐむ箇所など、感情がジェットコースターのようでした。(35歳/女性)
悲しくも美しいストーリー、力強い音楽、豪華な舞台装置が観客を魅了します。特に、怪人の孤独やクリスティーヌとの切ない愛の物語に心を揺さぶられるという声が多く聞かれます。(53歳/女性)
オーソドックスですが、やはり劇団四季といえばコレが一番(41歳/女性)
絢爛華麗なオペラハウスで活躍する歌姫のクリスティーヌ・ダーエと、音楽家として優れた才能を持ちながら表舞台に出られない怪人・ファントムの悲愛を、壮大なスケールで描いた物語だからです。(67歳/男性)

第2位:『キャッツ』(35票)

第2位には、個性豊かな猫たちが登場する人気作『キャッツ』がランクイン!

24匹の猫たちが歌い踊りながら「生きる意味」を問いかける物語は、年代を超えて多くの人の心を掴んでいます。特に名曲『メモリー』は感動の代名詞。日本初演は1983年で30年以上という驚異的なロングランを続けています。

劇団四季の作品で初めて見た作品でした。友達にチケットを取ってもらい、座った席は猫が通る場所の隣。内容もも入り込みやすかったり、歌がとても美しかったです。子供にも見せてあげたい作品です。(44歳/女性)
劇団四季といえばキャッツのイメージがあり、初めて見た時美しさに震えた(32歳/男性)
中学のときの芸術鑑賞で初めて観て、ストーリーや楽曲の良さに心が打たれたから。また、公演の地域にちなんだゴミが大道具として用意されており、観客を楽しませる工夫が細部にまで施されているから。(26歳/女性)

第1位:『ライオンキング』(135票)

そして135票を集め、圧倒的な1位となったのは『ライオンキング』でした。

「サークル・オブ・ライフ(生命の連環)」をテーマとし、アフリカの広大な大地を再現したダイナミックな舞台、躍動感あふれる動物たちのパフォーマンス、心に響く壮大な音楽で世代を問わず愛され続けるまさに劇団四季の代名詞といえる作品。

1997年、ニューヨーク・ブロードウェイで歴史が始まり、東京公演は1998年から。これまで日本国内の通算上映回数は14,300回以上、観客動員数1,410万人という金字塔を打ち立てています。

“命のつながり”“親子の絆”“自己の成長”といったテーマが、大人にも深く刺さる内容で、ただのエンターテインメントではなく、人生について考えさせられる物語だったと思います。(31歳/女性)
歌唱力と舞台装置がとてもこっていた。動物たちの迫力と役者の歌唱力が抜群で、見ているだけで感動しました。(51歳/女性)
動物の表現力に冒頭から圧倒された。三箇所の舞台を見たが、その地域の方言を取り入れる場面がとても好き。(43歳/女性)
ライオンキングの人の声の厚み、合唱の仕上がりは四季にしかできないと思う。(32歳/女性)

4位以下の注目作品

惜しくもTOP3入りはならなかったものの、4位以下には『美女と野獣』、『アラジン』『アナと雪の女王』などが入りました。

「演劇に興味がない」「観たことがない」という方でも、一度劇団四季の舞台を体験すれば、その魅力に取り憑かれるかもしれません。歌、踊り、ストーリー、舞台美術が一体となった総合芸術としてのミュージカルは、他では得られない感動体験を提供してくれるでしょう。


調査方法:インターネットサービスによる任意回答(自由回答式)
調査実施日:2025年4月4日~2025年4月7日
調査対象:全国の20代~60代
有効回答数:300名

※回答コメントは原文ママ

※参考:劇団四季「『ライオンキング』が日本上演26周年を迎えました」