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工夫して計算してみて!「35×12」→5秒でチャレンジ!

  • 2025.4.12
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今回の問題は、紙とペンが無ければ計算が難しそうな問題ですね。

そこで、工夫して計算を行い、楽に解いていきましょう。どんな工夫をすれば良いか考えながら取り組んでみてください。

問題

次の計算をしなさい。
35×12

大きな数のままでは計算しきれないので、細かく分解していくイメージで計算します。

解説

この問題の答えは「420」です。

簡単に計算するためには数字を分解することが重要なポイントです。

分解して掛け算しやすい組み合わせを作りましょう。

<作りたい掛け算の組み合わせ>
・5×2=10、5×4=20、5×6=30などの「5×偶数」の組み合わせ
・4×25=100
・8×12.5=100

まだまだたくさんありますが、これくらいは覚えておくと計算スピードが格段に上がります。

さて、問題に出てくる35と12をどのように分解すれば、これらの組み合わせが作れるでしょうか。まずは、掛けて35と12になる組み合わせをそれぞれ並べてみましょう。

掛けて35になる組み合わせ→1×35、5×7
掛けて12になる組み合わせ→1×12、2×6、3×4

35の方に5が登場しているので、35に掛ける数には偶数を選びます。最も計算しやすい「5×2=10」を作れそうですね。

よって、

  35×12
=5×7×2×6

と数を分解して計算します。掛け算だけの式の場合は、どこから掛けても計算結果は変わらないので、「5×2」と「7×6」に分けて計算しましょう。

  35×12
=5×7×2×6
=(5×2)×(7×6)
=10×42
=420

この方法なら紙とペンがなくても計算できますね。

まとめ

暗算するには難易度が高そうな計算式でしたが、九九の範囲まで細分化して計算しやすい組み合わせを作ることで、かなり楽に計算できましたね。

他の問題でも、「作りたい掛け算の組み合わせ」が役に立つことがあるかもしれないので、ぜひ覚えておいてください。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。    



文(編集):うおうお
数学の教員免許を所持。個別指導・集団指導の学習塾で数学の講師として小学生から高校生までの指導や、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深堀して楽しく伝えている。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。


もう一問挑戦!

工夫して5秒で計算してみて!「53×11」→暗算できる?
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