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工夫して5秒で計算してみて!「53×11」→暗算できる?

  • 2024.12.11
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小学校で習う九九は9×9までですが、二桁の数の掛け算も暗算でできると便利ですよね。

今回は二桁の掛け算のうち、11を掛ける計算、つまり「11の段」の掛け算に挑戦してみましょう。

問題

次の計算をしなさい。
53×11

2桁×2桁の計算は難しいように感じますが、慣れると暗算できるようになります。

まずは自分自身で答えを求めてみましょう。

解説

今回の問題の答えは「583」です。

ここでは、11の掛け算の手順を解説します。

実はこの計算、足し算だけでできてしまいます!
(カッコ内の計算は、今回の問題である53×11の場合です。)

【手順1】
11に掛ける数の十の位と一の位の数を足す。
(53なので、5+3=8)

【手順2】
【手順1】で計算した数を、11に掛ける数の真ん中に入れる。
(5と3の間に8を入れて、583が答え)

なぜこのような計算が成り立つのかも、とても簡単に確認ができます。

筆算の計算を思い出してみると、次のような計算をしていますね。

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繰り上がりがある場合

11の掛け算は、同じように計算が可能ですが、繰り上がりがある場合だけ注意をしましょう。

例えば次の計算を考えてみます。

75×11

計算手順は、次のようになります。

【手順1】
11に掛ける数の十の位と一の位の数を足す。
(75なので、7+5=12)

【手順2】
【手順1】で計算した数を、11に掛ける数の真ん中に入れる。ただし繰り上がった1に注意する。
(7と5の間に12が入るが、繰り上がっているので825が答え)

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まとめ

繰り上がりがある場合は少し計算に注意が必要ですが、今回の方法を使えば、とても簡単に暗算できるようになります。

何度か練習をすると、暗算でもすらすらと計算できるようになるでしょう。ぜひ日常生活でも活用してみてください!

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」


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