皆さんは累乗の計算方法を覚えていますか? 累乗は大きく分類すると掛け算の仲間にあたりますが、実際にどのように計算するのか忘れてしまった方もいるかもしれません。
今回は、累乗を正しく計算できるように復習していきましょう。
問題
次の計算をしなさい。
(−3)^3+(−4)^2
※当メディアでは、−3の3乗のような累乗を(−3)^3と表記します
複雑な計算になりそうですが、慣れれば暗算でもできる難易度です。
解説
この問題の答えは「−11」です。
では早速、累乗について振り返りましょう。
<累乗とは?>
・同じ数を何度か掛ける計算のこと。
・何度掛けるかは指数で表す。
例:2^3=2×2×2、4^2=4×4
今回は負の数を三回と掛けた数と、負の数を二回掛けた数を足し合わせる問題になっています。負の数を含む掛け算がどんな答えになるかも確認しておきましょう。
<負の数を含む掛け算>
・負の数どうしの掛け算の答えは正の数
・負の数と正の数の掛け算の答えは負の数
これらをもとに、(−3)^3と(−4)^2の計算結果がどのようになるのか計算してみましょう。
(−3)^3
=(−3)×(−3)×(−3)
=9×(−3)
=−27
(−4)^2
=(−4)×(−4)
=16
これで累乗の計算が完了したので、残りの計算も行っていきましょう。
(−3)^3+(−4)^2
=−27+16
=−11
累乗を正しく処理して、計算することができました。
まとめ
累乗は掛け算の仲間で、同じ数を何度か掛ける計算のことでしたね。
「3^3=27」や「2^3=8」などの累乗はさまざまな計算問題に出てくるので、覚えておくと良いでしょう。
※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):うおうお
数学の教員免許を所持。個別指導・集団指導の学習塾で数学の講師として小学生から高校生までの指導や、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深堀して楽しく伝えている。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。
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